形成外科
Q&A特集
- Q1. 大学医局との関係はありますか。どのような医師が集まっていますか。
- 当院形成外科は京都大学形成外科に所属しています。京都大学形成外科は設立から30年を経過し、幅広い年齢層の医師が所属しています。赴任先も多数あり、様々な疾患を経験することができます。
- Q2. どのような患者さんが来られますか。
- 形成外科は様々な疾患が対象となり、その対象部位は全身に及びます。主な対象疾患としては口唇口蓋裂、合多指症を始めとする先天異常、皮膚腫瘍、ケロイド、悪性腫瘍切除後の乳房や頭頸部の再建、熱傷、外傷などがあります。
- Q3. どのような診断・治療機器がありますか。
- 口唇口蓋裂や母斑のように視診で診断が付くものもありますが、CT, MRI、超音波診断機器等一般的診断機器に加え、生検で診断を行います。治療は手術が主体です。
- Q4. 症例件数はどのくらいですか。初期・後期研修医の受け持ち患者数(1日当たり・年間)は何名程度ですか。
- 医仁会武田総合病院形成外科は2015年4月に開設されたため、まだ症例件数は少ないです。
- Q5. 初期・後期研修医の教育活動・評価はどのように行っていますか。
- 形成外科では定期的に縫合実習を行う予定で、今後は顕微鏡下の縫合実習の開催も検討しています。
- Q6. どのような資格が取れますか。
- 初期研修5年以降に形成外科専門医が取得できます。さらに、創傷外科専門医、皮膚腫瘍外科指導専門医、頭顎顔面外科専門医、熱傷専門医等の資格があります。
- Q7. 後期研修医終了後の進路はどうですか。
- 後期研修医修了後は一年京都大学医学部附属病院で勤務して頂き、先天異常を含む幅広い症例を経験していただきます。その後、複数の関連病院で研修していただきます。専門医取得後には大学院進学も可能です。
- Q8. どのような研究活動、学会発表、治験などを行っていますか。
- 京都大学形成外科では創傷治癒に関する研究班が複数存在します。私はケロイドの研究を行っています。学会発表は年8~10回程度行っています。
- Q9. 将来、どのような計画がありますか。
- 地域の機関病院での勤務、研究の継続、開業等の進路があります。最近では、大学間、病院間の国内留学も可能です。
- Q10. 勤務時間はどの程度ありますか。余暇はどのように過ごされていますか。
- 救急患者の受け入れの有無によって勤務時間は異なりますが、自分で選択することが可能です。
- Q11. 女医でも就職できますか。
- 形成外科は女性医師が多く、2013年度新規入会者数では約40%が女性です。また特に京都大学は昇進に男女の区別がほとんどなく、女性医師が関連病院部長や京都大学の講師、助教も務めています。日本形成外科学会においても女性医師支援ワーキンググループが立ち上がり、活動を行っています。
- Q12. その他、科の「売り」など、自由にアピールをお願いします。
- 形成外科は体表面の先天的、後天的変形、欠損を修復し、機能的、形態的快復をめざす外科です。その為、対象疾患は極めて幅広く、様々な知識や技量を身につけることが出来ます。