健診センター
あたたかさと安心感のある健診センター
宇治武田病院健診センターは、質の高い人間ドックや健診サービスを通して疾病の早期発見と予防に努め、皆様方の健康の維持増進をご支援いたします。とくに、がんや生活習慣病は自覚症状がないままに進行し、気がつけば重症化したり、合併症を併発したりすることもあるため、早期の発見と予防に努めることはとても大切です。
また、定期的な受診により、ご自身の不健康な部分を洗い出すだけでなく、健康な部分をご確認いただくことで、安心してより豊かな日常生活を維持していただけます。
当センターは日本病院会・日本人間ドック学会による「人間ドック健診施設機能評価」の認定を受けており、人間ドックに加えて脳ドック・婦人科検診・肺CT検査・動脈硬化検査・腫瘍マーカー検査などのオプション検査も幅広く用意いたしております。受診者の皆様のご要望に合わせてご活用ください。
さらに精密検査や治療が必要となる方には、病院併設型健診センターのメリットを最大限に活かしていただくことも可能です。健診結果を当院の担当診療部門と共有することで、 ご希望に応じて適切な診療科をご紹介し、検査・治療を受けていただけます。
医師・看護師・保健師・事務職員は、受診案内から結果報告、保健指導までどこよりも詳しく、分かりやすい説明を心がけております。スタッフ一同、疾病の早期発見と予防に努め、 皆様が健康で充実した生活をお過ごしできますことをご支援いたします。宜しくお願い申し上げます。
安心の体制
健診で要受診(要精査・要治療)の判定となった場合、ご希望に沿って医療機関に紹介状を発行します(受診者にも依頼内容のわかる受診案内書をお渡しします)。宇治武田病院を受診の場合は、健診データが電子カルテにて診療部と共有されており大変便利です。
健診センターの基本方針
宇治武田病院健診センターは基本方針として以下の4項目を掲げています。
- 受診者の人格、価値観の尊重
- 受診者の立場に立ってわかりやすく説明
- 二次検査(精密検査)における受診診療科のすみやかな予約・紹介
- 個人情報、プライバシーの保護
指定・認証取得
- 全国健康保険協会(協会けんぽ)管掌生活習慣病予防健診指定
- 人間ドック・健診施設機能評価認定
- マンモグラフィー検診施設画像認定
- 日本脳ドック学会認定施設
人間ドックのご紹介
がんや生活習慣病の早期発見・予防のための健診です。普段気づきにくい血液や臓器の異常がないかのチェックを総合的に行います。
検査順序
検査項目と内容(一部異なる場合があります)
身体計測:
身長、体重、BMI、標準体重、肥満度、腹囲測定
血液検査:
赤血球数、白血球数、ヘマトクリット、血色素量、血小板数、MCV、MCH、MCHC、
血液型(ABO・Rh)、RPR、TPHA、CRP、RF、HBs抗原・抗体、総蛋白、ALB、T-bil、
AST、ALT、ALP、LDH、γ-GTP、T-cho、A/G比、尿素窒素、Cre、尿酸、Na、K、Cl、Ca、
ChE、血清アミラーゼ、TG、HDL- cho、LDL-cho、non-HDL、Fe、eGFR、空腹時血糖、HbA1c
尿検査:
蛋白、糖、潜血、ウロビリノーゲン、PH、比重、沈渣
便検査:
便潜血検査(2日法)
眼:
裸眼視力、矯正視力、眼圧、眼底
耳:
聴力検査(オージオ法)
呼吸器:
胸部X線検査、肺機能検査
循環器:
心電図、血圧、脈拍、心拍数
上部消化管検査:
胃透視(バリウム)または内視鏡検査(カメラ)
腹部:
超音波検査
診察:
問診、胸部聴診、頚部・腹部触診
その他オプション:
骨密度測定、HCV抗体検査、ABI検査、脳ドック、肺CT、PSA検査(男子のみ)、子宮頸ガン検診、乳ガン検診、ピロリ菌抗体検査、HPV検査(女性のみ)、腫瘍マーカー検査、喀痰細胞診検査、アレルギー検査
値段:
41,800円(税込)
当センターの特徴
独立した健診施設と異なり病院併設型の健診施設であるため、診療機器の共有をはじめ診療科の医師や検査技師の協力の下で種々の検査を行っています。したがって、待ち時間がやや長くなるといった短所はありますが、検査結果の多くは当日判明し、当日の結果説明やご相談に役立つなどの長所があります。
“健康をかみしめる、不安をとりのぞく、まさかをのりこえる” をモットーに、受けられた健診に納得と安心いただき、また、何でもご相談いただけますよう職員一同努力しております。
乳がんに負けない
- ・マンモグラフィおよび乳房音波検査による乳がん検診です。
- ・それぞれ単独または併用で申し込めます。
- ・乳がん検診の日(女性専用)を設けています。
- 女性技師による撮影・検査
- 検診マンモグラフィ読影認定医師による判定
宇治武田病院は、日本脳ドック学会-脳卒中・認知症予防のための医学会-より認定施設として認定されました。(2019年4月1日付)
「脳ドック」の目的は?
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1)「脳ドック」の大きな目的の一つは、脳出血や脳梗塞などの脳卒中の大きなリスク(未破裂脳動脈瘤や脳微小出血あるいは無症候性脳梗塞など)を早期発見することです。特に、高血圧や糖尿病、不整脈(心房細動)を持つ方、若くして脳卒中になった人が親族にいる方はそうでない方に比べてリスクが高いといわれています。また、検査で大きな異常を認めなくても日頃の生活習慣を整える指導にも重点を置いています。
- 2)最近では、高齢者の増加に伴い、「脳卒中の不安」に加えて、物忘れの自覚から「認知症の不安」がもとで「脳ドック」を受診する方も増えてきました。数十年前と比較して、寿命が延び、高齢者でも健康な人の割合が増加しています。歳を重ねるにしたがって「物忘れ」を自覚することが誰でも多くなるのではないでしょうか。ただ、「物忘れ」といっても問題のない方がほとんどですが、年齢相応以上の軽度認知障害(MCI : mild cognitive impairment)のある認知症予備軍の方を早期発見して対処することの重要性がわかってきました。「脳ドック」で、問題がないことを確認して認知症の不安を取り除き、「元気な毎日」を過ごすためにご利用して頂ければ幸いです。
生活習慣病健診
生活習慣病の早期発見・予防のための健診です。
肥満度のチェックをはじめ、高血圧、糖尿病、脂質異常など生活習慣病の項目を重点的に検査します。
- ※全国健康保険協会(協会けんぽ)に加入されている被保険者やその被扶養配偶者の方を対象とした協会けんぽ生活習慣病予防健診も実施しています。
- ※乳がん検診、子宮頸がん検診などのオプション検査も追加できます。
雇入時の健康診断、定期健康診断
企業で働く人の疾病の早期発見や、お一人おひとりの健康状態を継続的に把握することは健康診断の重要な役割です。雇用時の健康診断、定期健康診断などの一般健康診断を実施しています。働く皆様の健康づくりのお手伝いをさせていただきます。
市町村住民健診・がん検診
地域の皆様の健康診断としての市町村住民健診・がん検診・肝炎ウイルス検査を受け付けております。