循環器内科
Q&A特集
- Q1. 大学医局との関係はありますか。どのような医師が集まっていますか。
- 現在は8名の常勤医のうち京都府立医大から3名派遣されています。常勤医の出身大学は様々ですが、医局所属に関係なく十分実力を発揮できる環境と考えております。
- Q2. どのような患者さんがこられますか。
- 地域の基幹病院として、急性心筋梗塞・心不全・大動脈解離などの救急患者を24時間体制で受け入れています。最近では多くの合併症をかかえた高齢者の慢性心疾患患者が増加しています。
- Q3. どのような診断・治療機器がありますか。
- ほとんどの循環器疾患・不整脈疾患に対応可能な、一般的な診断・治療機器はそろえています。
- Q4. 症例件数はどのくらいですか。初期・後期研修医の受け持ち患者数(1日当たり・年間)は何名程度ですか。
- 外来患者数は1日約70名、平均入院患者は約30名です。初期/後期研修医は常時5-10人程度の患者を担当します。
- Q5. 初期・後期研修医の教育活動・評価はどのように行っていますか。
- 当院で作成した臨床研修プログラムに沿って指導、評価しています。初期研修医はカンファレンスでのプレゼンテーションや、臨床研究論文の抄読会を担当していただきます。後期研修医は上記に加え、学会発表や論文作成を奨励しています。
- Q6. どのような資格が取れますか。
- 学会の認定施設として循環器専門医のみならず、インターベンション専門医や不整脈専門医の取得も可能です。
- Q7. 後期研修医終了後の進路はどうですか。
- 循環器内科医として、当院のみならず他の病院への就職、大学院への進学など希望に応じて選択可能です。
- Q8. カンファレンス、その他の勉強会はしていますか。
- 当科では毎朝ICU含めた入院患者の申し送り、前日及び当日のカテーテル患者についてのカンファレンスを行っております。また、毎週水曜日の夕方には心臓血管外科との合同カンファレンスも行っております。抄読会は月2回程度の割合で行っており、初期研修医/後期専攻医の先生にも参加して頂きます。
- Q9. どのような研究活動、学会発表、治験などを行っていますか。
- 当科では治験を含めて、医局関連のみならず他大学や他施設と共同でいくつかの臨床研究を行っております。
- PROVISION study(岐阜ハートセンター)
研究名:冠動脈疾患患者における冠血流予備量比(FFR)と比較した冠動脈造影由来の冠血流予備量比(FFRangio)による治療方針決定の有用性と慢性期の臨床予後に関する検討 - 五苓散 study(京都大学)
研究名:GOREISAN-HF試験 - 心臓MRI関連(昭和大学)
研究名:心血管系疾患診療における心臓MRIの有用性に関する多施設前向き観察研究
- PROVISION study(岐阜ハートセンター)
- Q10. 勤務時間はどの程度ありますか。余暇はどのように過ごされていますか。
- 常勤医は週5日勤務です。後期研修医には習熟度を見ながら徐々に循環器科当直を担当していただきますが、当直翌日は休暇をとることを励行させています。
- Q11. その他、科の「売り」など、自由にアピールをお願いします。
- 当院は京都市伏見区南部の中核総合病院として24時間救急体制を敷いており、循環器疾患の重症患者のみならず、多くの合併症を有する患者が数多く搬送されてきています。このため、高い専門性のみならず、患者目線のトータル的な医療が行える研修環境が備わっていると考えております。