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救急外来

075-572-6331

急患は24時間受付(内科・外科・循環器内科・脳神経外科・小児科・産婦人科のみ)

診療科・部門

総合診療科

概要

当科は、内科疾患全般の初期診療を担当しています。

診療方針

当科は、内科疾患全般の初期診療と救急入院患者さんの担当科への振り分け、および多くの合併疾患を有し多面的な治療が必要な患者さんの病棟診療を行っています。

当院に初めて入院された患者さんは、当科で病歴聴取・身体診察・一般血液検査・レントゲン検査などのスクリーニングを行い、最も適切と考えられる専門診療科に紹介します。救急入院や夜間入院された患者さんの最終的な担当科への振り分けも当科の責任として行なっています。

一方、専門診療を必要としない場合や疾患が特定できない場合、さらには、複数の専門科での治療を必要とする場合は、軽症から多臓器不全に至るまで、各科と協力しながら当科で担当させていただくこともあります。また、最近は高齢の患者さんにおいてはほとんどの方が多くの合併症をかかえていますので、一つの病気にとらわれることなく全体を診ていくことの重要性が以前に比し増しています。

いずれにしても、疾患臓器にかかわらず幅広く患者さんを診察し、各専門科間の円滑な橋渡しとしての役割を果たすことを当科の基本方針としています。

外来診療表

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診療実績

令和5年4月~令和6年3月

1日平均外来患者数 55.6名
1日平均入院患者数 32.1名

専門性

毎週月曜日と木曜日午前にスタッフ全員で回診を行い、診療内容を互いに評価しています。
毎週月曜日早朝には救急部と救急症例に関する合同カンファレンスを行っています。
また、定期的に初期研修医対象の症例検討会を開催し、救急外来での問題症例を中心に議論を行なっています。

1.内科疾患全般の初期診療の担当診療科として、診療内容を充実させる。

主疾患や主病変臓器のみに捉われず、広く内科的病態の正確な把握ができるよう、全身の系統的身体診察を実施し、迅速かつ適切な初期治療および専門科への紹介を行なっていきたいと考えています。

2.多くの合併症を抱えた患者さん、特に高齢者に対する医療を実践する。

主病変の治療のみに捉われず合併疾患の管理にも目を向け、さらには患者・家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握できるように努め、高いレベルでの社会復帰を目指していきます。
一つ一つの疾患や病態に対する診療レベルを上げ、重症多臓器疾患にも対応できるよう研鑽していきたいと考えています。

3.当院で臨床研修をスタートする研修医の教育を担当し、将来を担う優秀な医師を育成する。

2004年から新臨床研修制度が導入され、当院でも13人前後の初期研修医が各科ローテーションによる研修と、10人前後の後期研修医が所属専門科での研修を行なっています。日々の指導は各科の指導医に任されていますが、内科系研修医教育の要としての役割を当科は担っており、研修医主体のカンファレンスや学会発表をさらに充実させたいと考えています。

学会発表実績

  • 2021年度
    第56回京都病院学会

    総合失調症と認知症を合併し食事をとりたがらなくなり体重減少をきたした症例に対するGERD治療

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第56回京都病院学会

    熱源精査中に一過性の膝関節腫脹を契機に診断した大腿骨遠位部の平滑筋肉腫の1例

    大石 健、武田 拓磨、中前 恵一郎、堤 惟、寺本 邦洋、土井 哲也

    第56回京都病院学会

    インスリン非依存状態と思われ加療中、血糖コントロール不良にて当科に入院となった糖尿病患者2症例

    東 信之、髭 秀樹、船曳 あゆみ、中前 恵一郎

    第47回京都医学会

    インフルエンザの上気道症状

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第47回京都医学会

    低Na血症の補正に希釈性の多尿を来したためデスモプレシンを使用した1例

    大石 健、中前 恵一郎、 堤 惟、武田 拓磨、寺本邦洋、土井 哲也

    第47回京都医学会

    炎症性腹大動脈瘤に対してステロイド療法を施工した1例

    嘉手苅 桃子1)、中前 恵一郎1)、大石 健1)、堤 惟1)、武田 拓磨1)、森村 光貴1)、松原 英俊1)、土井 哲也1)、三重野 繁敏2)

    第64回日本病糖尿病学会年次学術集会

    インスリン抵抗性指標SPISE-IRの体組成因子との相関性とダパグリフロジン投与後の血糖変動に与える影響に関する検討

    中前 恵一郎1)、船曳 あゆみ2)、髭 秀樹3)、東 信之3)、岩崎 新6)、戸川 勝代4)、桝田 出4)、葛谷 英嗣5)

    第23回日本咳嗽学会学術大会

    インフルエンザ患者の16%は咳嗽症状が乏しい

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第58回日本糖尿病学会近畿地方会

    舞踏病様不随運動を合併した2型糖尿病の1例

    東 伸之、髭 秀樹、船曳 あゆみ、中前 恵一郎

    2020年度
    第11回日本プライマリ・ケア連合学会大会

    プライマリケア外来における急性感染性肺炎患者のうち認知機能障害とCOPD患者は咳嗽症状が有意に少ない

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    日本内科学会第229回近畿地方会

    強い咽頭痛と左前頚部痛の原因として咽頭後結合織炎と輪状甲状軟骨炎が疑われた成人スチルの一例

    渡邉 桂太、中前 恵一郎、堤 惟、大石 健、森村 光貴、寺本 邦洋、土井 哲也

    第46回京都医学会

    外来患者の診察室での胃食道逆流症(GERD)の胸焼け症状の頻度。感冒患者延べ672例・実人数668例の解析から。

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第21回日本病院総合診療医学会 学術総会

    プライマリ・ケア外来における胸やけなどの胃食道逆流症(GERD)関連症状の頻度について~感冒患者のデータより~

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第22回日本咳嗽学会学術大会

    プライマリ・ケア外来における医療面接から得られる胸やけの頻度は8.6%にとどまる。

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第16回日本疲労学会総会・学術集会

    立ち眩みではなく、座位から臥位に体位変換時に「寝眩み」を感じる患者達

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    第22回日本病院総合診療医学会学術総会

    立ち眩みではなく、座位から臥位に体位変換時に「寝眩み」を感じる患者達

    松原 英俊、中前 恵一郎、森村 光貴、武田 拓磨、 堤 惟、大石 健、土井 哲也

    日本内科学会第231回近畿地方会

    虫刺症を契機に診断された急性骨髄性白血病の1例

    上松 優奈、中前 恵一郎、堤 惟、大石 健、武田 拓磨、森村 光貴、寺本 邦洋、土井 哲也

    第106回日本消化病学会総会

    一般内科外来における非心臓性胸痛(NCCP)の約半数はGERDである。

    松原 英俊

    2019年度
    第54回京都病院学会

    カンボジア渡航後にデング熱を発症した1例

    末森 彩乃、中前 恵一郎、堤 惟、武田 拓磨、寺本邦洋、土井 哲也

    第54回京都病院学会

    石鹸の誤飲により著名な口唇・舌浮腫をきたして挿管管理を必要とした一例

    山分 銀六、中前 恵一郎、堤 惟、寺本 邦洋、松原英 俊、土井 哲也

    第54回京都病院学会

    肺癌に合併したSIADHに対してTolvaptanが有用であった1例

    内藤 裕士、中前 恵一郎、堤 惟、寺本 邦洋、松原 英俊、土井 哲也

    第45回京都医学会

    巨大食道裂孔ヘルニアの心臓圧排によって閉塞性ショックをきたした1例

    1)2)大前 凌、1)土井 哲也、1)堤 惟、1)大石 健、1)武田 拓磨、1)森村 光貴、1)寺本 邦洋、1)松原 英俊、2)杉江 亮、2)野村 幸哉、2)藤田 益嗣、2)中谷 壽男
    1)総合診療科 2)救急医療センター

    第45回京都医学会

    カンボジア渡航後にデング熱を発症した1例

    末森 彩乃、中前 恵一郎、武田 拓磨、堤 惟、大石 健、森村 光貴、寺本 邦洋、松原 英俊、土井哲也

    看護セミナー

    心不全の病態・薬物療法の理解と患者管理のポイント

    土井 哲也

    診療体制

    常勤医、その他スタッフの指導のもとで、入院患者さんの主治医は総合診療科研修の専攻医も担当しています。

    医師・スタッフ紹介

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