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臨床研修医募集 臨床研修医募集

歯科医師臨床研修医募集

令和7年度
歯科医師臨床研修医募集について

募集要項

令和7年度
募集人員 2名(若干名)
応募資格 当該年度歯科医師国家試験合格見込みの者
応募期間 令和6年6月1日~令和6年9月30日まで
試験日日時については応募書類受理後、当方から電話連絡します。
試験内容 面接
応募書類 履歴書、卒業(見込)証明書、成績証明書、健康診断書 各1部
応募先 医療法人医仁会武田総合病院 臨床研修委員会
住所  :〒601-1495 京都市伏見区石田森南町28-1
e-mail :kensyu-ijinkai@takedahp.or.jp
TEL :075-572-5466(総務直通)

令和7年度
医療法人医仁会武田総合病院 単独型歯科医師臨床研修プログラム

1.研修プログラムの名称

医療法人医仁会武田総合病院単独型歯科医師臨床研修プログラム

2.研修プログラムの目標と特色

当院の歯科医師臨床研修の目標は、患者中心の全人的医療を理解し、すべての歯科医師に求められる基本的な診療能力(態度・技能及び知識)を身に付け、プライマリ・ケアに対応し得る歯科医師として、生涯研修の第一歩とすることである。

当院は、京都市南東部の総合病院として急性期医療を中心に地域の中核を担っており、研修歯科医は、上級歯科医とマンツーマンの指導体制の下、様々な疾患や病態の経験を積むことができる他、救急処置に関する知識・技能を習得することができる。

3.研修プログラムの定員

1名

4.研修期間

1年間(令和7年4月1日~令和8年3月31日)

5.研修施設

施設名 医療法人医仁会武田総合病院
所在地 京都市伏見区石田森南町28-1
施設長 一山 智(病院長)

6.研修プログラムの管理および研修指導体制

研修プログラムの管理運営は、歯科医師研修管理委員会が行う。歯科医師研修管理委員会は必要に応じて開催することとし、研修歯科医師の指導方針、研修歯科医師の評価、プログラムの整備等について審議する。

プログラム責任者は、研修歯科医の臨床研修目標の達成状況を把握し、研修終了までに到達目標が達成できるよう、指導を行うとともに、研修プログラムの調整を行う。

研修歯科医の指導については、上級歯科医とマンツーマンの指導体制の下、様々な疾患や病態の経験を積むことができる他、救急処置に関する知識、技能を習得することができる。また豊富な臨床経験を有するプログラム責任者や指導歯科医が、研修歯科医の個別性を考慮し、的確にかつ熱意を持って指導を行う。

プログラム責任者の氏名: 木村 功(歯科口腔外科 部長)
歯科医師研修管理委員会: 委員長 一山 智 病院長
副委員長 木村 功 プログラム責任者
委員 木下 浩二 きのした歯科クリニック院長(外部委員)
委員 阿部 二郎 事務長(事務部門の責任者)
委員 松原 紀宏 総務部長

7.カリキュラム

  • 1. 研修歯科医師の配置など

    (1)原則として指導歯科医の下、診療日は主に初診患者の診断、治療方針の立て方について学習し、予約患者の診療介助、外来手術や手術室での手術の助手を務める。また入院患者を指導歯科医の助手として受け持ち、入院患者の診療や管理を学習する。
    (2)研修期間中にオリエンテーションを含めて教育セミナーを受講する。教育セミナーは適宜開催とし、講師は指導歯科医を含めて院内の適任者とする。 研修の習得状況により、指導歯科医の指導下に外来患者の歯科診療を行う。手術に関する知識・手技の向上度を考慮のうえ、指導歯科医の指導の下に(外来、手術室を問わず)執刀もありえる。
    (3) 地域医療の研修などを兼ねて、研修期間中に特別養護老人ホームや老人保健施設等への往診見学研修することもある。
  • 2. 研修内容

    (1)歯科(保存修復、歯内療法、歯周疾患補綴治療等)
    特に有病者の歯科治療
    (2)口腔外科
    顎口腔領域の囊胞・腫瘍・炎症性疾患、外傷、口腔粘膜疾患
    (3) その他
    全身管理の研修(麻酔医の指導を含む)
    地域医療の研修(地域医療連携を含む)
    口腔ケア
  • 3. 到達目標

    A. 歯科医師としての基本的価値観(プロフェッショナリズム)

    1.1. 社会的使命と公衆衛生への寄与
    社会的使命を自覚し、説明責任を果たしつつ、社会の変遷に配慮した公正な医療の提供及び公衆衛生の向上に努める。
    2.2. 利他的な態度
    患者の苦痛や不安の軽減と福利の向上を最優先するとともにQOLに配慮し、患者の価値観や自己決定権を尊重する。
    3. 人間性の尊重
    4. 自らを高める姿勢
    自らの言動及び医療の内容を省察し、常に資質・能力の向上に努める。

    B. 資質・能力

    1. 医学・医療における倫理性
    診療、研究、教育に関する倫理的な問題を認識し、適切に行動する。
    ① 人間の尊厳を守り、生命の不可侵性を尊重する。
    ② 患者のプライバシーに配慮し、守秘義務を果たす。
    ③ 倫理的ジレンマを認識し、相互尊重に基づき対応する。
    ④ 利益相反を認識し、管理方針に準拠して対応する。
    ⑤ 診療、研究、教育の透明性を確保し、不正行為の防止に努める。
    2. 歯科医療の質と安全の管理
    患者にとって良質かつ安全な医療を提供し、医療従事者の安全性にも配慮する。
    ① 医療の質と患者安全の重要性を理解し、それらの評価・改善に努める。
    ② 日常業務の一環として、報告・連絡・相談を実践する。
    ③ 医療事故等の予防と事後の対応を行う。
    ④ 歯科診療の特性を踏まえた院内感染対策について理解し、実践する。
    ⑤ 医療従事者の健康管理(予防接種や針刺し事故への対応を含む。)を理解し、自らの 健康管理に努める。
    3. 医学知識と問題対応能力
    最新の医学及び医療に関する知識を獲得し、自らが直面する診療上の問題について、科学的根拠に経験を加味して解決を図る。
    ① 頻度の高い疾患について、適切な臨床推論のプロセスを経て、鑑別診断と初期対応を行う。
    ② 患者情報を収集し、最新の医学的知見に基づいて、患者の意向や生活の質に配慮した臨床決断を行う。
    ③ 保健・医療・福祉の各側面に配慮した診療計画を立案し、実行する。 ④ 高度な専門医療を要する場合には適切に連携する。
    4. 診療技能と患者ケア
    臨床技能を磨き、患者の苦痛や不安、考え・移行に配慮した診療を行う。
    ① 患者の健康状態に関する情報を、心理・社会的側面を含めて、効果的かつ安全に収集する。
    ② 診察・検査の結果を踏まえ、一口腔単位の診療計画を作成する。
    ③ 患者の状態やライフステージに合わせた、最適な治療を安全に実施する。
    ④ 診療内容とその根拠に関する医療記録や文書を、適切かつ遅滞なく作成する。
    5. コミュニケーョン能力
    患者の心理・社会的背景を踏まえて、患者や家族と良好な関係性を築く。
    ① 適切な言葉遣い、礼儀正しい態度、身だしなみで患者や家族に接する。
    ② 患者や家族にとって必要な情報を整理し、分かりやすい言葉で説明して、患者の主体的な意思決定を支援する。
    ③ 患者や家族のニーズを身体・心理・社会的側面から把握する。
    6. チーム医療の実践
    医療従事者をはじめ、患者や家族に関わる全ての人々の役割を理解し、連携を図る。
    ① 歯科医療の提供にあたり、歯科衛生士、歯科技工士の役割を理解し、連携を図る。
    ② 多職種が連携し、チーム医療を提供するにあたり、医療を提供する組織やチームの 目的、チームの各構成員の役割を理解する。
    ③ 医療チームにおいて各構成員と情報を共有し、連携を図る。
    7. 社会における歯科医療の実践
    医療の持つ社会的側面の重要性を踏まえ、各種医療制度・システムを理解し、地域社会に貢献する。
    ① 健康保険を含む保健医療に関する法規・制度の目的と仕組みを理解する。
    ② 地域の健康問題やニーズ把握など、公衆衛生活動を理解する。
    ③ 予防医療・保健・健康増進に努める。
    ④ 地域包括ケアシステムを理解し、その推進に貢献する。
    ⑤ 災害や感染症パンデミックなどの非日常的な医療需要について理解する。
    8. 科学的探究
    医学及び医療における科学的アプローチを理解し、学術活動を通じて、医学及び医療の発展に寄与する。
    ① 医療上の疑問点に対応する能力を身に付ける。
    ② 科学的研究方法を理解し、活用する。
    ③ 臨床研究や治験の意義を理解する。
    9. 生涯にわたって共に学ぶ姿勢
    医療の質の向上のために省察し、他の歯科医師・医療者と共に研鑽しながら、後進の育成にも携わり、生涯にわたって自律的に学び続ける。
    ① 急速に変化・発展する医学知識・技術の吸収に努める。
    ② 同僚、後輩、歯科医師以外の医療職と互いに教え、学びあう。
    ③ 国内外の政策や医学及び医療の最新動向(薬剤耐性菌等を含む。)を把握する。

    C. 基本的診療業務

    1. 基本的診療能力等

    (1) 基本的診察・検査・診断・診療計画

    研修内容:初診患者に対し、①から⑥までを一連で実施する。15症例
    ① 患者の心理的・社会的背景を考慮した上で、適切に医療面接を実施する。
    ② 全身状態を考慮した上で、顎顔面及び口腔内の基本的な診察を実施し、診察所見を解釈する。
    ・口腔内診察、頭頚部診察、各種検査の必要性の判断、診察所見の解釈
    ③ 診察所見に応じた適切な検査を選択、実施し、検査結果を解釈する。
    ・ 診断に必要なエックス線検査等の検査を行い、その結果を解釈する
    ④ 病歴聴取、診察所見及び検査結果に基づいて歯科疾患の診断を行う。
    ・主訴現病歴、現症及び検査結果を総合的に判断して診断を行う。
    ⑤ 診断結果に基づき、患者の状況・状態を総合的に考慮した上で、考え得る様々な一口腔単位の診療計画を検討し、立案する。
    ・患者の主訴の改善を目的に臨床診断のもと、一口腔単位の診療を計画する。
    ⑥ 必要な情報を整理した上で、わかりやすい言葉で十分な説明を行い、患者及び家族の意思決定を確認する。
    ・正確に情報を整理し、患者にわかりやすく説明し、同意を得る。
    (2) 基本的臨床技能等
    ① 歯科疾患を予防するための口腔衛生指導、基本的な主義を実践する。
    ・歯科衛生士とともに、ブラッシングや食事の摂取等の口腔衛生指導を行う。10例
    ② 一般的な歯科疾患に対応するために必要となる基本的な治療及び管理を実践する 。
    a.歯の硬組織疾患 
    コンポジットレジン修復4症例、インレー修復4症例(計8症例)
    b.歯髄疾患 
    抜随3症例、感染根管処置3症例(計6症例)
    c.歯周病
    歯周組織検査5症例、スケーリング・ルートプレーニング5症例、咬合調整3症例、暫間固定2症例 歯周外科処置1症例(計16症例) 
    d.口腔外科疾患 
    抜歯5症例、粘膜疾患への処置3症例、顎関節症に対する処置2症例(計10症例)
    e.歯質と歯の欠損 
    歯冠補綴3症例、義歯作成3症例 既存義歯調整3症例(計9症例)
    f.口腔機能の発達不全、口腔機能の低下
    摂食嚥下機能訓練 1例
    ③ 基本的な応急処置を実践する。
    ・救急外来にて顎頭痛口腔外傷の修復処置 2例
    ④ 歯科診療を安全に行うために必要なバイタルサインを観察し、全身状態を評価する。
    ・バイタルサインを確認しながら歯科診療を実施 5例
    ⑤ 診療に関する記録や文書(診療録、処方せん、歯科技工指示書等)を作成する。
    ・診療録記載 10例
    ・処方せん及び歯科技工指示書 5例
    ⑥ 医療事故の予防に関する基本的な対策について理解し、実践する。
    ・院内リスクマネジメント委員会に参加し研修を行う
    (3) 患者管理
    ① 歯科治療上問題となる全身的な疾患、服用薬剤等について説明する。
    ・医療面接にて患者の全身状態を把握し、歯科診療において留意すべきことを説明する。5症例
    ② 患者の医療情報等について、必要に応じて主治の医師等と診療情報を共有する。
    ・他病院に対して指導内容、検査結果などの把握のため、主治医と診療情報を共有する。
    ③ 全身状態に配慮が必要な患者に対し、歯科治療中にバイタルサインのモニタリングを行う。
    ・高血圧症、心疾患患者や高齢者の循環状態のモニタリングを行う。
    3症例
    ④ 歯科診療時の主な併発症や偶発症への基本的な対応法を実践する。
    ・実際の併発症や偶発症の発症時に対応を介助して実践する。
    ⑤ 入院患者に対し、患者の状態に応じた基本的な術前・術後管理及び療養上の管理を実践する。
    ・基本的な術前・術後管理をそれぞれの患者に対して術前からテキストなどで予習し、その後患者に周術期管理を実践する。3症例
    (4) 患者の状態に応じた歯科医療の提供
    ① 妊娠期、乳幼児期、学齢期、成人期、高齢期の患者に対し、各ライフステージに応じた歯科疾患の基本的な予防管理、口腔機能管理について理解し、実践する。
    ・各ライフステージの特徴を理解し、基本的事項をテキスト等で学び臨床の場面で実施する。
    ② 各ライフステージ及び全身状態に応じた歯科医療を実践する。
    ・ライフステージにより留意すべき内容、治療計画が異なることを把握し、診療にあたる。

    2. 歯科医療に関連する連携と制度の理解等

    (1) 歯科専門職の連携
    ① 歯科衛生士の役割を理解し、予防処置や口腔衛生管理等の際に連携を図る。
    ② 歯科技工士の役割を理解し、適切に歯科技工指示書を作成するとともに、必要に応じて連携を図る。
    ③ 多職種によるチーム医療について、その目的、各職種の役割を理解した上で、歯科専門職の役割を理解し、説明する。
    (2) 多職種連携、地域医療
    ① 地域包括ケアシステムについて理解し、説明する。
    ② 地域包括ケアシステムにおける歯科医療の役割を説明する。
    ③ 訪問歯科診療の実施にあたり、患者に関わる医療・介護関係職種の役割を理解し、連携する。
    ④ 歯科専門職が関与する多職種チーム(例えば栄養サポートチーム、摂食嚥下リハビリテーションチーム、口腔ケアチーム等)について、その目的及び各専門職の役割を理解した上で、チーム医療に参加し、関係者と連携する。
    (3) 地域保健
    ① 地域の保健・福祉の関係機関、関係職種を理解し、説明する。
    ② 保健所等における地域歯科保健活動を理解し、説明する。
    (4) 歯科医療提供に関連する制度の理解
    ① 医療法や歯科医師法をはじめとする医療に関する法規及び関連する制度の目的と仕組みを理解し、説明する。
    ② 医療保険制度を理解し、適切な保険診療を実践する。
    ③ 介護保険制度の目的と仕組みを理解し、説明する。

    【必要症例数】

    (1)到達目標達成に必要な症例数 合計 100症例
    (2)経験することを目標とする症例数 合計 160症例

    4. 指導体制

    原則として指導歯科医が担当する。研修事項によっては院内適任者の協力指導を求めるが、プログラム責任者が統括する

8.研修の評価と修了認定

1. 研修歯科医の評価

「歯科医師臨床研修の到達目標」に従った評価表を用いる。これらの書類は指導歯科医が随時点検し、歯科医師研修管理委員会で審議する。評価表においては次のA~Eの5段階評価を行う。

  • A:確実にできる
  • B:できる
  • C:ある程度できる
  • D:あまりできない
  • E:ほとんどできない

2. 修了認定

歯科医師研修管理委員会が審査し、本プログラムの目標を達成したと評価認定した研修歯科医には、病院長およびプログラム責任者の指導歯科医が臨床研修修了証を交付する。

9.研修修了後の進路

研修歯科医の希望により他の医療あるいは教育機関等に進路を選択することになる。進路の選択については、可能な範囲でプログラム責任者等が相談あるいはサポートを行うものとする。

10.募集要項

募集人員 2名(若干名)
応募資格 当該年度歯科医師国家試験合格者見込みの者
選考方法 面接試験
応募期間 令和6年6月1日~令和6年9月30日まで
面接試験 日時については願書受理後当方から電話連絡いたします。
選考結果 歯科医師臨床研修マッチングプログラムによる。
出願書類 履歴書 1部
大学卒業見込証明書 1部
成績証明書 1部
健康診断書 1部
研修期間 令和7年4月1日~令和8年3月31日
処遇 身分 常勤
給与 基本給 月額200,000円(他に諸手当有り)
宿舎 研修医独身宿舎有り(無償貸与)
研修医室 有り
社会保険 協会健保、厚生年金、労働者災害補償法の適用有り、雇用保険有り
賠償責任保険 病院にて加入
勤務時間 午前9時00分~午後17時30分
時間外手当、休日手当 有り
休暇 週休2日制(日祝日休み)、有給休暇、夏期休暇、年末年始休暇
健康管理 健康診断年1回
研修活動 学会、研究会等への参加可、一部費用負担有り

応募・見学問い合わせ先

医仁会武田総合病院「臨床研修委員会」

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