失語症外来
概要
症状と検査結果に応じて言語療法を行います。
診療指針
失語症とは、脳の損傷によっていったん獲得された言語機能が喪失あるいは障害されることを意味します。言語機能には、話す、聴く、読む、書く能力が含まれます。失語症の原因となる疾患は脳血管障害(脳梗塞、脳出血やクモ膜下出血)が圧倒的に多いですが、脳の変性疾患(アルツハイマー病や前頭側頭葉変性症)、外傷(交通事故による頭部外傷など)でも失語症をきたすことがあります。失語症と類似していますが区別しなければならない症状に構音障害があります。構音障害では話しことばが不明瞭で聞き取りにくくなりますが、聴く、読む、書くことには支障がありません。当外来では失語症が疑われる患者さんには、まずは言語療法士による言語機能検査を受けて頂き、検査結果に応じた言語療法を行います。また、言語症状に応じて薬物療法を行う場合もあります。さらに、失語症の回復の程度を予測するために、脳画像検査(頭部MRIや脳血流SPECT)を受けて頂く場合もあります。
ことばの障害で悩んでおられる方は当外来を受診して頂ければ幸いです。
関連文献:渡辺俊之・秋口一郎. 失語症の診察. Medicina, 46, 300-304, 2009.
診療体制
-
渡邊 俊之
外来診療表
失語症外来
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 予約優先渡辺 俊之 |
|||||
午後 |
土曜日の脳神経内科外来の中で、失語症外来もさせて頂きます。
休診・代診
武田病院グループトップページ
Copyright © 2019 Takeda Hospital Group. All rights reserved