検査科
概要
当検査科では、医師の指示のもと、血液や尿などの検体検査、輸血検査、心電図や肺活量測定、各種超音波検査などの生理機能検査を行っています。
医師が受診患者さんの診断や治療方針を決定する上で必要な検査を行う役割を担っています。
そのため測定機器のメンテナンスや精度管理を適正に行っています。
院内・院外の研修会や講習会に参加、認定資格の取得を積極的に行い、知識・技術を向上し質の高い医療を提供できるよう日々努力しています。
また、感染管理・医療安全など院内のさまざまな委員会活動にも参加し、チーム医療に貢献しています。
スタッフ人数
- 常勤
- 12名(男性3名/女性9名)
- 非常勤
- 4名(女性4名)
(臨床検査技師等に関する法律によって定められた医療系国家資格取得者)
- 検査助手
- 非常勤3名(女性3名)
(令和6年9月現在)
検体検査部門
検体検査を効率よく実施し、検査結果を迅速に報告するため、検査受付から、各種自動分析装置測定、検査結果を確認しカルテに送信するまでの、一連の業務を実施しています。
自動分析以外の、各種迅速診断検査も30~60分以内に報告しています。
精度確保のため、生化学検査・血液学的検査・免疫検査・尿一般検査・緊急検査等の内部・外部精度管理を定期的に実施しています。
病理検査や細胞診検査はビー・エム・エルに外注委託しています。
術中迅速病理検査については、医仁会武田総合病院病理診断部と連携し、1時間以内に検査結果を報告しています。
輸血部門
輸血は、血液成分を体内に入れる臓器移植の一つであり、医師指示のもと安全で適正な輸血を行う必要があります。輸血部は、血液製剤を適切に保管・管理しています。
輸血に必要な血液型、不規則抗体、交差適合試験も24時間(オンコール)検査技師が実施しています。また、手術時に患者さんご自身の血液を輸血する自己血輸血は、免疫反応やウイルス感染がなく、医師・看護師・検査技師が連携して、積極的に取り組んでいます。
生理機能検査部門
直接患者さんに接して検査を行っています。
心電図、肺活量測定、ABI/CAVI検査、ホルター心電図検査・トレッドミル検査・脳波検査・神経伝導検査・超音波検査(腹部・心臓・血管・乳腺・甲状腺・表在など)超音波検査は年間10,000例ほど施行し、レポートの作成も行っています。
また、耳鼻科外来で耳鼻科生理検査(聴力検査・チンパノメトリー等)も行っています。
当院では週2回の無呼吸外来で検査技師が診察補助を担当しています。
終夜経皮的動脈血酸素飽和度測定をして、スクリーニング検査を実施しています。
CPAP装置(無呼吸治療機器)の管理と指導も行っています。
所属学会・研究会
- 日本臨床衛生検査技師会
- 京都府臨床検査技師会
- 日本超音波検査学会
- 日本消化器内視鏡技師会
- 大阪超音波研究会
- 大阪腹部超音波研究会
- 大阪超音波技術研究会
- OSAKA心エコー研究会
- 大阪血管エコー研究会
- 京都府循環器検査研究会
学会認定資格
- 超音波検査士(6名)
- 消化器内視鏡技師(1名)
- 心電図検定1級(1名)
- 心電図検定2級(2名)
- 二級臨床検査士(血液)(1名)
- 緊急臨床検査士(2名)
- 第2種ME技術者(1名)