外科
基本理念
当科は、手術を受けられる患者さんが、宇治武田病院外科で手術を受けてよかったと思われるような治療を提供することを目指しています。
診療指針
患者さんの病態に基づき、科学的な医学のエビデンスを重視して、安全でしかも根治性の高い治療法を提案します。具体的な治療内容を本人とご家族様にわかりやすく、理解できるように説明し、また、それ以外の選択可能な治療法や、ガイドライン推奨治療を提示し、十分に納得された上で、手術を承諾、同意いただくことを基本方針としています。可能な限り患者さんのご希望に沿った治療を提供できるよう努めております。
診療概要
当科では消化器手術を中心に、救急医療、一般外科、消化器外科、緩和医療の治療など、幅広い医療を提供しています。 救急医療としては、いわゆるケガの管理や、それに伴う全身症状の管理を、通院や場合によっては入院で行っています。また、虫垂炎や消化管穿孔による腹膜炎、腸閉塞などの救急疾患に対して、保存治療や手術による治療を行っています。一般外科としては、胆石症、鼠経ヘルニア(脱腸)、肛門疾患(痔など)に対して、投薬や手術による治療を行っています。消化器外科としては、食道がん、胃がん、大腸がん、直腸がん、肝臓がん、膵臓がん、胆のうがん等に対して、手術を中心に治療を行っています。いずれの手術も、最近では手術侵襲(身体の負担)の軽減、入院期間の短縮、創の美容性などを考慮した腹腔鏡の手術が普及しており、当科でも積極的に導入しています。平成30年9月には腹腔鏡システムも最新式にリニューアルされ、良好な術野環境のもとで、安全かつ迅速な手術を日々心がけています。一部の特に高度な技術を要する手術については、大学病院との連携を行うこともあります。また、手術以外にも、より治療の効果を上げるための術前・術後の化学療法(抗がん剤による治療)や放射線治療などについても、その適応について検討し、手術だけではなくがんを総合的に考え、患者様にとって一番よい治療が行えるように心がけています。緩和医療についても、これら癌を直す治療を行うのと並行して行い、病気による苦痛を伴う症状を、少しでも軽減できるように努めています。手術前後の患者様に対しては、外科、消化器内科、放射線科、検査科のスタッフと毎週合同カンファレンスを行い、患者様それぞれに最も適切な手術、治療を行えるよう検討を行っています。 病気が見つかってから、診断・治療はもちろんのこと、その後の通院や自宅での生活に至るまで、患者さま自身やご家族様とも十分話し合いを行い、また地域の医療機関とも連携し、支えていけるよう取り組んでいきたいと考えています。
2023年度(2023年4月~2024年3月)手術件数
- 全手術数 196件
- 鏡視下手術数 106件
- 全身麻酔手術数 148件
- 局所麻酔手術数 39件
胃切除 | 6件(1件) |
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結腸切除 | 21件(16件) |
直腸切除 | 11件(10件) |
胆嚢手術 | 28件(27件) |
虫垂切除 | 9件(9件) |
鼠径ヘルニア | 46件(43件) |
肛門手術 | 11件 |
※( )は鏡視下手術
外来診療表
外科
休診・代診
- 2024年11月21日(木) 外科 (午前):井上博→米田
- 2024年12月06日(金) 外科 (午前):石原→米田
予約外来
当院では待ち時間短縮のため、下記の印の科目については予約制を導入しています。
- 予約優先初診、再診ともに電話予約を受付しております。
- 再診予約優先再診の方のみ電話予約を受付しております。
- 完全予約完全予約制となっております。初診、再診ともに電話予約を受付しております。
- 再診完全予約完全予約制となっております。再診の方のみ電話予約を受付しております。