外来
日本脳卒中学会の「一次脳卒中センター(PSC)」認定をうけていますがさらに同学会からの「PSCコア施設」委嘱に承諾しました
日本脳卒中学会は「脳卒中と循環器病の年齢調整死亡率を5年で5%減少させ、健康寿命を延伸させる」ことを実現させるために、一定の要件を満たす医療機関を脳卒中センターと認定する事業を開始しています。すでに2019年10月に武田病院脳卒中センターは一次脳卒中センター(PSC)として認定されております。
https://www.takedahp.or.jp/publicity/entries/post13814.html
さらに2020年10月に、今までの実施体制調査や診療実績をもとに日本脳卒中学会から「地域においてコアとなるPSC施設(PSCコア施設)」として活動をすることを委嘱され承諾いたしました。これからも益々、充実した、皆様のご要望に応えられる地域の中核となる脳卒中センターとして活動してまいります。
日本脳卒中学会:「地域においてコアとなるPSC施設(PSCコア施設)」委嘱内容
PSC施設を対象として施行した機械的血栓回収療法の実施体制調査や診療実績から、機械的血栓回収療法を常時(24H/7D)実施されている貴施設には、機械的血栓回収療法を実施できない施設から機械的血栓回収療法を必要とする患者を常時受け入れる体制の整備すなわち「地域においてコアとなるPSC施設(PSCコア施設)としての活動をお願いしたいと思います。
一次脳卒中センター(PSC)の認定要件
(1) 地域医療機関や救急隊からの要請に対して、24 時間365 日脳卒中患者を受け入れ、
急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療(rt-PA 静注療法を含む)を開始できる。
(2) 頭部CT またはMRI 検査、一般血液検査と凝固学的検査、心電図検査が施行可能である。
(3) 脳卒中ユニット(SU)を有する。
(4) 脳卒中診療に従事する医師(専従でなくてもよい、前期研修医を除く)が24H/7D 体制で勤務している。
(5) 脳卒中専門医1 名以上の常勤医がいる。
(6) 脳神経外科的処置が必要な場合、迅速に脳神経外科医が対応できる体制がある。
(7) 機械的血栓回収療法が実施出来ることが望ましい。実施できない場合には、血栓回収脳卒中センターや
包括的脳卒中センターとの間で、機械的血栓回収療法の適応となる患者の緊急転送に関する手順書を有する。
(8) 定期的な臨床指標取得による脳卒中医療の質をコントロールする。
文責 滝 和郎