眼科
概要
当科は患者さんに十分納得し満足していただける医療の提供を目指しております。
診療指針
地域医療に密着した形での診療をモットーとし、患者さん一人一人の立場に立ち、温かい、心のこもった医療を提供していきたいと思っております。
また検査データを見て頂きながら、分かりやすい形で病状説明を行い、理解同意を得た上で、患者さんその人に最善と思われる治療を行っております。
診療体制
外来に関して
・外来は、月曜~金曜まで二診制で 土曜日は午前のみ一診で行っております。
・2023年より常勤医師が2名となり、非常勤医師3~4名とで行っております。
・検査に関しては、視能訓練士3名で行っております。
・眼の疾患は何でも診ておりますが、特に緑内障、白内障、ぶどう膜炎、糖尿病網膜症・網膜血管閉塞・黄斑変性症などの網膜疾患などを中心に診察しております。
外来での眼科機器は、光干渉断層計(OCT)、広角眼底カメラ、ハンフリー自動視野計、ゴールドマン視野計、角膜形状解析・波面収差解析装置、蛍光眼底造影撮影装置、角膜内皮撮影装置、眼軸長測定装置(アルゴス)、網膜治療を行うためのマルチカラーレーザー、SLT(緑内障レーザー)・YAGレーザーなど高度な診療機器を設置しております。
手術に関して
・手術は常勤医2名で行っております。
手術室にはzeiss Lumera700の顕微鏡、アルコンConstellation (白内障・硝子体手術機器)、ベリオン白内障Image Guided System、緑内障マイクロパルス毛様体光凝固(MPCPC)、トラベクトーム緑内障手術機器など、最新の機器を揃え、最善の治療が行えるよう心がけております。
・手術日は月曜午前・午後、火曜午後、木曜午前・午後に行っております。
・緑内障手術に関しては、、istent implant ,MIGS, 繊維柱帯切開術, プリザーフローマイクロシャント、エクスプレス挿入術、繊維柱帯切徐術,緑内障マイクロパルス毛様体光凝固(MPCPC)など緑内障の程度に準じた治療をすすめさせていただいております。
・白内障に関しての当院のこだわり
術後のより良い視力の向上を目指し、当院では、アルゴスという機器を導入し、角膜厚、水晶体厚、前房、硝子体の各組織の長さをセグメント方式で測定する装置を用いて 白内障の眼内レンズ決定に必要なデータを従来より高い精度で測定しております。
また、術中はベリオン白内障Image Guided Systemを用い、目の形状を把握し切開層を決定し、乱視が強い方にはトーリック(乱視矯正眼内レンズ)を挿入しますが、その際乱視の軸合わせにベリオンがガイドを表示してくれることにより、より術後の視力向上が得られるようになりました。
手術件数(1月〜12月)
2023年 | 2022年 | 2021年 | |
白内障 | 517 | 428 | 529 |
緑内障 | 69 | 54 | 58 |
硝子体 | 8 | 4 | 2 |
その他 | 33 | 25 | 27 |
硝子体注射 | 290 | 310 | 311 |
・なお当院は、選定療養にて多焦点眼内レンズを用いた白内障手術を行っております。
多焦点眼内レンズも色々種類があり、それぞれ特徴があります。ご希望の方は医師にご相談ください。
・また当院は京都大学附属病院と常に連携体制をとっており、必要となれば、適宜、高次医療機関へ連絡できる体制をとっております。