放射線科
放射線科の紹介
当科は、質の高い画像を提供。正確な診断、診療方針の決定に貢献します。
診療方針
CT、MRIを中心に放射線科領域の技術革新は目覚しく、それに伴い一般臨床領域における画像診断の重要性や専門性はさらに増しています。
1. 検査の最適化
的確な画像診断を行うために、また見逃しを防止するために、検査方法を工夫しなければならなりません。CT、MRIをはじめ各種画像診断の撮像方法、造影方法を最適化することにより、より容易に正確に読影出来るように工夫しています。また、より正確な診断や治療方針決定のために、さらに画像診断が必要な場合、検査の種類や方法について提案していきます。
2. 正確な診断
各種検査により得られた画像を読影し、所見を捕らえ、正確な診断に結びつけます。院内で施行されるCT、MRIについては原則としてすべて遠隔画像診断にて放射線科医が読影、診断しています。
外来検査を含め緊急検査に対しては至急読影をもって対応し、診断・治療がより迅速に行えるように心がけています。
3. コンサルトへの対応
各科からのコンサルトに対し、出来るだけ丁寧に正確に対応し、最終的に患者さんの利益が損なわれないようにサービスすることを心がけています。
放射線科における専門性、最新治療
当院放射線科の設備としては、一般撮影用FPD装置 1台、MRI装置 1台(1.5T)、CT装置 1台(16列マルチディテクター)、透視撮影装置 1台、骨密度装置 1台(DEXA法)などが導入されており、これらをフルに活用し日常診療の充実を図っています。
特に最近ではボリュームレンダリング法、MIP法、MPR法など画像の3次元処理を行い、最高レベルの画像を提供、正確な診断、治療方針の決定に貢献しています。また、短時間での的確な検査を施行し、不必要な検査をしないように指導するなど、ハード、ソフト面双方から努力しています。
診療実績
症例数、治療、成績など(2023年度)
X線単純撮影検査 | 15,773件 |
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骨密度 | 1,885件 |
MRI検査 | 3,086件 |
CT検査 | 3,200件 |
診療内容の評価
症例の評価、診療方針、治療方針効果判定、については他科と合同で開催するカンファレンスにて検討しています。
カンファレンスの内容はそのまま、医師自身にフィードバックされ、後日よりの診療業務に反映されています。また検査方法等については、放射線技師と協力し画像、検査内容のチェックを適宜行い、改善しています。
教育計画
放射線科領域の学会、研究会は非常に多く存在するが、出来るだけ参加するように心がけています。院内においても、現在、脳神経内科脳外科合同カンファレンス、消化器カンファレンス、整形外科・放射線科合同画像診断症例検討会に参加しています。
将来計画
放射線科領域全般にわたり迅速かつ的確に対応出来るように心がけ、各診療科、患者さんに対するサービスをさらに充実させたいと考えています。