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看護部

職場紹介

がん薬物療法看護

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がん薬物療法看護とは

がん薬物療法とは、抗がん剤、分子標的薬、ホルモン製剤、免疫チェックポイント阻害薬などを用いた治療の総称をいい、注射や点滴、内服などで全身に行き渡らせることでがん細胞の分裂、増殖を抑えることにより効果を発揮する全身的な治療です。血液中に入った薬剤は、全身をめぐって体内のがん細胞を攻撃します。治療目的は、治癒から症状緩和に至るまで、あらゆるがん腫に対して幅広く行われており、かつ新しい薬剤や支持療法の進歩などにより、進行・終末期がん患者の治療としても行われる機会が増えていることから、がん治療において化学療法はますます重要な位置を占めるようになっています。
がん細胞に対する殺傷能力に優れる一方、正常細胞にも影響が及びやすいという副作用があります。 適切な治療や日常生活における工夫でこれらのつらい副作用を和らげることが重要です。

種ヶ嶋 由起の写真
がん薬物療法看護認定看護師
種ヶ嶋 由起

佐藤 ひとみの写真
がん化学療法看護認定看護師
佐藤 ひとみ

がん薬物療法看護認定看護師の役割は、安全・確実・安心・安楽な治療を支えることで患者・家族が主体的に治療や生きることを臨め、効果的な治療が完遂し患者の生命の延長とQOLの向上のために役立てるように患者・家族・看護スタッフの支援を行うことです。

具体的には
①治療計画に基づいた安全・確実な投与、曝露対策、血管外漏出、過敏症症状のそれぞれの予防・対処(安全・確実)
②日常生活と治療を両立するための副作用症状に対するセルフケア支援(安楽)
③がんの罹患・化学療法に対する不安の緩和や治療方針の意思決定支援(安心・納得)
に対しての支援・教育を行います。

これらの役割を遂行し、患者さんとその家族が、納得し、自分の意思・判断をもって病気や治療と向き合うことで、がんになっても自分らしい生活を続けていただくことが私たちの目標です。

治療開始前からの患者・家族への直接介入

治療を受ける前から患者・家族の気がかりに寄り添い、個別的な介入が継続してできるように化学療法に伴う病状説明の際に同席し、思いを伺います。

化学療法プロトコル委員会・化学療法運営委員会

新規レジメン申請における審査について医師・薬剤師・看護師・事務の他職種で会議を開催しています。
化学療法におけるインシデント事例の対策や副作用症状の予防・対処方法、新薬についての情報共有やディスカッションを他職種で行っています。

入院-外来化学療法室継続

初回入院外来化学療法後、外来での化学療法継続になる流れが増えているので外来化学療法室オリエンテーションを実施し、日常生活と治療の両立におけるセルフケア支援なども行っています。
外来化学療法室は、普段の日常生活や仕事をしながら抗がん剤治療ができる環境を提供しています。

2021年3月22日より外来化学療法室リニューアルオープンしました。
“癒し”をテーマに綺麗な空間で専門性のある安全・安心・快適な治療を心がけています。

入院-外来化学療法室継続入院-外来化学療法室継続

看護師に向けての勉強会

化学療法の概要と投与管理についてOJT、チェックリストを用いてスタッフ教育を行っています。
CVポート(皮下埋め込み型中心静脈アクセスポート)針の看護師による穿刺と管理の研修を行っています。

看護師に向けての勉強会(ステップアップ研修、病棟での研修)

STAS-Jカンファレンス

個々の患者さんの気がかりについて治療現場から日常まで継続して看護が提供できるよう、話し合いの機会を設けています。

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コンサルテーション窓口

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