緩和ケアの役割は、がんが見つかったときから、治療中も、治療の効果がなくなってからも、最期の時まで、がんに伴う身体と心のつらさを和らげ自分らしく過ごせるように支えることです。

がんが見つかったときから、緩和ケアを受けることができるので、他の病院で治療中でも、当院の緩和ケア外来に通院していただけます。

自宅で過ごすために、問題となっている身体のつらさや、これからどうなっていくのか、いつ入院すればいいのかなど、不安やこれからのことについて一緒に考えていきます。

緩和ケア外来に通院している方は、自宅から緊急入院（24時間）の体制を整えています。また、外来受診が難しいときは、往診することもできます。
緩和ケア外来に通院するのは抵抗がある、とか、緩和ケアについてわからないことだけ聞きたい、相談したいなどには電話で対応させていただきます。

緩和ケア面談を受けた方や、緩和ケア外来に通院している方、緩和ケア病棟から退院した方など、ご自宅で過ごしていて調子が悪くなった場合は、日程を調整して往診に行きます。

定期的に自宅を訪問する訪問診療・訪問看護も行っています。24時間対応ではありませんが、緊急時は当院の緩和ケア病棟に入院していただく体制があります。