臨床研修医募集
初期臨床研修について
初期臨床研修プログラムの目標、特色、特徴
目標
将来の専攻科に関わらず、プライマリ・ケアに必要な基本的診療能力(態度、技能、知識)を身に付けることを目標とする。医療の社会的ニーズを認識しつつ、地域に密着した救急医療の経験を積み、科学的根拠に基づいた医療の実践を通し、患者さんとの良好なコミュニケーション能力を培いつつ、自ら考え診断、治療できる臨床的技能及び全人的な幅の広い診療能力を身に付けることとしている。
特色
スーパーローテート方式の臨床研修を基本とし、2年間の初期研修プログラムを基に研修を行なう。本プログラムの特徴は、プライマリ・ケアから専門医、研究医になる素養を身に付けると共に、救急医療、地域医療、介護にも接し、専門にとらわれず一般医療を広く扱い、いつ、いかなる状況においても基本的医療行為、医療活動を全人的に行ない得る医師としての医学的な基礎をつくることとしている。
特徴
- 初期研修を開始するにあたり、病院の実態や基本的な医療行為を行なっていく上での規則や安全管理、医療の社会性及び倫理的問題等を学ぶため、入職時より一週間、オリエンテーションを実施している。
- 1年次の内科系診療科の研修に関しては、研修期間を予め定め、内科系診療科全般を学ぶことができる。
- 2年次の選択期間では、未経験の診療科(放射線科、眼科、臨床検査科・病理診断科、皮膚科等)の研修も可能である。また、将来専門とする診療科を集中的に研修することも可能であり、自由に選択/研修できるような体制を整えている。
- 地域医療支援病院として、各医療機関の機能分担と連携を図り、総合的、且つ、地域に密着した医療の研修ができる。
- 多職種と連携したチーム医療が実践できる。
- 基本、1診療科に研修医1名の体制であるため、密度の濃い研修が可能である。
- 出身大学や医局の垣根を越えた自由な研修環境であり、各診療科医と協力しながら、診療・研修を行なうことができる。
- 救急医療への取り組みも強化しており、多数の急性期疾患を通して、初期診療の基礎を習得できる。
- 平成28年度実績:5,180件
- 平成29年度実績:5,695件
- 平成30年度実績:6,012件
- 平成31年/令和1年度実績:5,672件
- 令和2年度実績:4,422件
- 令和3年度実績:4,905件
- 基礎的な知識を身に付け、研修内容の充実を目的とした、各診療科によるミニレクチャー(モーニングセミナー)を、約半年間を通して、毎週、実施している。
- 研修医主導の症例検討会を隔月で実施し、発表の機会を設けている。(3~4回/年)また、各学会での発表に伴う資料作成等に関しても、指導を受けられる体制も整えている。
- 院内BLS/AEDコースや院内ACLSコースを実施し、一次救命措置や二次心肺蘇生法を習得できる。また、自身のスキルアップのために、インストラクターとして参加することもできる。