膝関節症治療(ASC 治療)
膝関節症治療(ASC 治療)
変形性膝関節症は軟骨の摩耗・骨のすれで疼痛や炎症を起こす関節疾患です。痛み止めの内服やヒアルロン酸注射の効果が持続せずお悩みの方、骨切り術や人工関節手術に不安がある方に、手術によらない「再生医療」という選択肢もあります。 当院では、ご自身の脂肪組織を採取して、その中から幹細胞を分離して関節内に注射する間質血管細胞群による治療と、幹細胞を培養し数を増やして関節内に注射する培養脂肪幹細胞による治療を行っています。
間質血管細胞群を用いた治療 | 培養脂肪幹細胞を用いた治療 | |
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治療内容 | 脂肪組織から分離、濃縮洗浄して得られる間質血管細胞群(SVF)を膝の関節腔に注入することによって、患部の痛みの軽減など症状の改善をはかります | 脂肪組織を採取後、培養して充分に数を増やした脂肪幹細胞を膝の関節腔に注入することによって、患部の痛みの軽減など症状の改善をはかります |
脂肪の採取 | 下腹部、背部、臀部または大腿部を、局所麻酔の下で小さく切開し、脂肪組織を吸引して採取します | 下腹部、背部、臀部または大腿部を、局所麻酔の下で小さく切開し、脂肪組織を切除または吸引して採取します |
脂肪組織の加工 | 【所要時間:約120分】 採取した脂肪組織は、当診療所内で、細胞濃縮洗浄システム装置を用いてSVFへ加工処理されます。加工時間は 120 分程度です |
【所要時間:約6~7週間】 採取した脂肪組織は、製造委託先の細胞培養加工施設へ送られ、数週間かけて必要な細胞数になるまで増やした後、凍結保存されます |
投与 | 脂肪採取後、リカバリールームで休憩していただきます。SVFへの加工ができ次第、患部である膝の関節腔に注射を行ないます | 投与日の当日に、培養した幹細胞が当院に送られてきます。予約時間に来院していただき、患部である膝の関節腔に注射を行います (所要時間:30分程度) |
治療回数 (外来) ※ |
【日帰り】 脂肪採取・細胞加工・投与を1日で行います。朝9時に来院していただき、午後2時には帰宅していただけます |
【2回】 ・脂肪採取 1日(午前中、2時間程度) ・投与 1日(30分程度) |
※これらの通院とは別に、康生会武田病院での診察や事前検査があります | ||