2019/07/12レポート
EULAR2019報告
こんにちは、益田です。
病院や同僚の先生方のご理解をいただき、6月12日~15日の欧州リウマチ学会義(EULAR)に参加してきました。EULARは、これまでリウマチ治療の指針や、寛解・診断の指針などの作成を行ってきており、臨床現場での数々の問題解決に向けて世界のリウマチ医が何千人も集う国際会議です。これと秋のアメリカリウマチ学会(ACR)がリウマチ性疾患の2大国際学会と言えます。リウマチの最新の情報を得る、トレンドを知るには最適の学会です。日本からも例年多くのリウマチ医が参加しています。今年はスペインのマドリッドで開催されました。2年前も同じ会場だったので覚悟はしていましたが、会議場の入り口から端まで800mぐらいあって会場も10会場ほどあり、灼熱の気候のなか1日中行ったり来たり外を歩かなくてはならず、私の歩行計は毎日14000歩以上を示してました。4日間に渡り、たくさんの興味あるセッションを聞きましたが、いくつか紹介したいと思います。今年の会のテーマは「小児から大人への移行期のリウマチ治療」で小児リウマチ医との連携のセッションが多く組まれていました。が、私はそれはあまり関係なかったので、自分の関心があるセッションを回遊しました。
今年のEULARでの関節リウマチでのトピックとしては、「患者さんの疲労感をどのように評価し対処していくか」「新規JAK阻害剤」「JAK阻害剤・B10の使い分け」「高齢リウマチ患者のリウマチ治療」等で、ほかに「全身性強皮症の間質性肺炎治療指針」、結晶性関節炎関連のセッションに出てきました。得た情報・知識を日々の診療に少しでも役立つようにしていきたいと考えています。
内容については、ブログ等ですこしづつ紹介していこうと思っています。