医師紹介
プロフィール
役職 | 副部長 |
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医師名 | 白樫 義知 / Yoshitomo Shirakashi |
診療科目 | 脳神経内科 |
専門・ 得意分野 |
認知症、 頭痛、パーキンソン病等の神経変性疾患、脳血管障害 |
医師からのメッセージ
診療方針(治療方針)について
神経疾患には脳血管障害や脳炎・髄膜炎といった病状が急速に進行する緊急性の高い疾患から緩徐に病状が進行する神経変性疾患、またてんかんや慢性頭痛まで治療対象となる疾患が幅広く存在し、神経変性疾患の中には、認知症を呈する疾患やいわゆる難病と言われている疾患も多く、これまでは治療困難な疾患が多いと考えられてきました。
近年では神経難病に対しても新しい治療法の開発とともに治療介入可能な疾患が増えてきており、正しい診断を行うとともにエビデンスや診療ガイドラインに基づいた適切な治療を行っていきたいと思います。
また、神経領域で多い症状の一つである頭痛の診断に際しては、各種画像検査を行い、必要に応じて髄液検査を行うことによって緊急性の高い二次性頭痛の鑑別を行います。外科的処置が必要な場合は脳神経外科に紹介します。脊椎・脊髄疾患の場合は整形外科とも連携して治療を行います。また、器質性病変のない慢性頭痛のなかには片頭痛や緊張型頭痛といった一次性頭痛が多く含まれ、片頭痛の有病率は8.4%、緊張型頭痛は22.4%であり、特に片頭痛は頭痛症状によるQOL低下が著しく、慢性化することで悪化し社会生活を送ることが困難になり休業を余儀なくされることがあり、治療介入することで症状の改善が見込まれQOLの改善も認められます。認知症については正確な診断と治療を行う事は重要ですが、それとともに問題となる症状が個人の背景にもより様々であり、どのようなことが現在の問題点であるかを見つけていくことも重要であると思います。
患者さんとの関わり方について
患者様ひとりひとりの背景や環境に配慮しながら、適切な医療を目指したいと思います。
心掛けている治療方針と患者さんとの関わり方について
生活習慣病の増加、高度高齢化により認知症は増加の一途をたどっています。認知症の中核症状である記憶障害、見当識障害、実行機能障害また周辺症状である幻覚、せん妄、徘徊に対して適切な診断と治療をすることにより少しでも改善できる可能性があり、特に早期からの治療介入が重要です。
略歴
1999年3月 滋賀医科大学卒業 1999年4月 京都大学医学部附属病院内科研修医 2000年6月 財団法人倉敷中央病院神経内科 2004年4月 京都大学大学院医学研究科臨床神経学 2008年4月 医仁会武田総合病院神経内科 2010年4月 康生会武田病院神経脳血管センター 2014年4月 宇治武田病院神経内科 |
所属学会・認定医
○日本内科学会:認定内科医・総合内科専門医
○日本神経学会:専門医・指導医
○日本脳卒中学会
○日本認知症学会:専門医・指導医
○日本神経治療学会
○日本頭痛学会:専門医・指導医
○日本神経治療学会
〇日本パーキンソン病・運動障害疾患学会