■武田病院グループの新採用医師を迎えて医局歓迎会

　地域住民への確かな医療と健康増進に貢献誓う

京都府全域の住民の方々へ確かな医療提供を担う武田病院グループに、新しく採用された医師らを迎えての平成27年度医局歓迎会が、４月20日、京都市下京区のホテルグランヴィア京都で開かれ、新採用医師47人が、地域医療への確かな貢献を誓いました。

　開式に先立って武田隆久理事長から、「新しくグループ病院に就任された皆さんを心より歓迎いたします。今、医療、介護の環境は相変わらず厳しく、消費増税は社会保障優先のために充てられただけで、医療への診療報酬改定は結局マイナス査定でした。また、病床の登録制度が始まり、必要最小限まで減らすとみられます。そんな中でも武田病院グループは、絶えず良質の医療を提供し続けてまいりますので、１日も早く病院業務に溶け込んでくださるようお願いします」と挨拶しました。

　続いて、武田隆司専務理事も、政権公約であるはずの患者負担減が医療者側にのしかかっている現状などを指摘し、「厳しい状況にあっても、国民の生命を守らなければならない医療者として対応を間違えないよう素早く反応し、より良い医療を提供し続けることに貢献してください」と歓迎の言葉を述べました。

　今年４月１日に着任した内藤和世・康生会武田病院院長の就任挨拶の後、内藤院長から同院脳卒中センターの西村真樹部長をはじめ新任の医師７人を１人ずつ紹介、医仁会武田総合病院、武田病院健診センターの医師ら33人が、配属先施設の管理者から紹介されました。

　　　　　　

　また、14人の研修医全員が登壇、それぞれが出身大学とともに「さらに研鑚を重ねて地域医療のために尽くします」「いつも学ぶ姿勢で２年間頑張り抜きます」「厳しい指導をお願いします」などと、緊張の表情で決意表明を行いました。

　乾杯に移り武田隆男会長から、「厳しい医療環境を乗り越えて、新しい息吹を地域医療の発展と組織の活性化のために発揮されんことを願います」と激励を兼ねて発声、明日からの医療業務での活躍を誓い合いました。