「山科・清水焼団地 みちくさの家」がオープンしました
2014/05/21 インフォメーション 武田病院グループ
赤ちゃん、お年寄りや障害のある人も集い楽しい空間
武田病院グループ介護福祉関連で初の地域住民参加型事業
■ヴィラ山科居宅介護支援事業所清水焼団地センター「山科・清水焼団地 みちくさの家」オープン
介護の必要な高齢者から、育児中のお母さんや様々な障がいのある人たちが、地域住民や大学生ボランティアとともに支え合う空間として誕生した「山科・清水焼団地 みちくさの家(通称:「みちくさの家」)」(ヴィラ山科居宅介護支援事業所清水焼団地センター内)の開所式が5月18日、京都市山科区の清水焼団地で行われ、山科地域のお年寄りや子どもたちが、地域のボランティアが企画した催しを楽しみました。
武田病院グループでは、山科北西部地域での居宅介護支援事業所の開設を進めていましたが、地元住民の方々から、育児中のお母さんや子ども、障がいのある人が安心して集える場所が少ないことから、健常者や障がいのある人の悩み相談や、誰もがふと立ち寄れる憩いの場「みちくさの家」として活用していただくことになりました。
開所式には武田病院グループ青谷福祉会や、特別養護老人ホームヴィラ山科、地元議会、社会福祉協議会の関係者、地域の住民の皆さんら70人が出席。最初に社会福祉法人青谷福祉会の武田道子理事長が、「みちくさの家は、赤ちゃんからお年寄りまで、心身に障がいのある人も集い、ボランティアの大学生らが企画してくださるクラブ活動に参加して、楽しい憩いの場にしていただきたいのです。山科地域は独居老人も多く、家に閉じこもるよりもみちくさの家を大いに利用してください。」と挨拶しました。
この後、「みちくさの家」開設に合わせて、地域の子育て中や育児を終えたお母さんたちが結成した「ファミリーキッズくらぶ」による人形劇「イソップ物語」が始まり、子供たちは大きなカニと小さなカニの群れのユーモラスな演技を、楽しそうに見入っていました。会場では京都市地域包括支援センターの「介護・健康相談コーナー」、武田病院グループの「脳年齢チェック」、各種の福祉介護用品展示や、機能訓練指導士による集団体操も行われ、熱心に参加したり見学していました。
ボランティアによる「クラブ活動」は曜日ごとに催され、
・月曜日『ギャラリー倶楽部』(10:00~13:00)は、京都橘大学写真部の学生を中心に自慢の作品の展示やカメラワークの指導
・火曜日『ファミリーキッズくらぶ』(10:00~13:00)は、演劇や子育て相談
・水曜日『ものづくりCLUB』(13:00~16:00)は京都工芸繊維大学の学生を中心に、間伐材を利用した工作
・土曜日『舞踊クラブ』(14:00~17:00)は、京舞篠塚流による日本舞踊や作法の指導が行われます
また、一角では障がい者の就労支援施設「京都市だいご学園 D-branch」が製造するドーナツや焼き菓子の販売コーナーが毎月第一水曜日(13:00~15:00)に開店します。オープンのこの日も、ドーナツが6個160円と格安販売され、売り切れになる人気でした。