「近畿心血管ジョイントライブ(KCJL)2014」が開催されました
2014/04/21 レポート 武田病院
■近畿心血管ジョイントライブ(KCJL)2014
心疾患治療の最新情報を研修
武田病院循環器センターの木下法之部長らが熱心に討議
日本の循環器治療の専門医らが、最新の治療法や医療情報を共有する「近畿心血管治療ジョイントライブ(KCJL)2014」が4月17日から19日まで、京都市下京区のホテルグランヴィア京都とメルパルク京都で開かれ、武田病院グループの循環器センター、心臓血管外科の医師や臨床工学士などコメディカルらが参加し、最先端の治療技術や機器について研修を深めました。
木下部長が座長を務めたセッションでは、武田病院循環器センターの中村玲雄医長が、「ガイドワイヤーの使い方、ステント留置の基本」と題して武田病院循環 器センターが、毎年400例を実施している経皮的冠動脈形成術(PCI)でのステント留置術などの治療法の紹介とともに、ガイドワイヤーの歴史、種類や狭 窄部へ送り込むテクニックについて分析しました。
特に、ガイドワイヤーはPCIを行うための必須ツールだが、「自分で患部内でどの方向へ 行けばいいかを選ぶ優れもので、手技に当たっては小刻みに、左右に動かしてやることで進んで行きます」と、自身が取り組んだアブレーション動画を示しなが ら、わかりやすく述べました。また、拡張や合併、分岐病変に対しては最大の注意を払いながらガイドワイヤーを扱う点も強調しました。
木 下部長はこの後、京都市内の病院で行われている「アブレーション治療」中継会場のコメンテーターとしても出席、アブレーションを実施している医師にガード ワイヤーの種類やフレーム(太さ)などについて質疑を重ねました。康生会武田病院からは、他にも心臓血管外科の朴昌禧部長も、ランチョンセミナーの座長と して招かれました。
武田病院循環器センター 木下法之部長