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狭心症を繰り返す方・急性心筋梗塞に対しての画期的最新治療法 エキシマレーザーによる冠動脈治療装置を導入

2012/06/28 インフォメーション 武田病院

info_120628_1.jpg心臓を養う血管である冠動脈に動脈硬化が存在するために血管が狭窄し「胸の痛み」や「突然死」が起る可能性がある恐ろしい病気「心筋梗塞」。当院では、動脈硬化に対する治療として、手首などから直径2mm程度の細いカテーテルを心臓まで入れ、冠動脈の治療を行う「心臓カテーテル治療」を積極的に行っております。治療の成功率は約98%。しかしながら約10%の方々は、再び動脈硬化が進行し「再狭窄」してしまいます。これまでも再狭窄に対してあらゆる手段を用いて、再発率を最小限に抑える努力をしてきました。


今、そのような再狭窄を繰り返す動脈硬化に対しての、最新の治療として「エキシマレーザー冠動脈形成術(ELCA:Excimer Laser Coronary Angioplasty)」が注目されています。この治療は、今年(平成24年)5月に新規で保険償還が認められ、同時にこの治療を行うための施設基準が新たに設けられた最新治療であり、当院ではこの施設基準も認められエキシマレーザー装置をいち早く導入し治療を行っています。info_120628_2.jpg


このエキシマレーザーを使用することにより、心筋梗塞の根本的原因となる動脈硬化をレーザーによって蒸散させ取り除くことにより、今までとは全く新しい方法で治療を行うことができ、動脈硬化が再びできるのを防ぐことが期待できる画期的な治療法です。


また、このエキシマレーザーは急性心筋梗塞にも効果を発揮するといわれており、今後さまざまな治療に活用することができます。


なお、このエキシマレーザー装置はペースメーカ・ICDのエキシマレーザーリード抜去術も行うことができ、当院では不整脈治療センターを中心として、ペースメーカ・ICDリードの感染や断線などを理由に抜去を必要とされた患者様には、この装置を使用することにより、より安全に治療を行うことが実現しています。


康生会武田病院循環器センターでは、患者様に「より良い治療」を「安全・安心」して受けていただけるよう、あらゆる最新情報に耳を傾け、発展を続ける最先端医療をご提供できるよう日々努力しております。