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Iru miru 健康通信 武田病院グループ本部 栄養管理部 管理栄養士 村上 英都子 「骨と栄養~毎日こつ(骨)こつ(骨)と~」

2024/03/25 メディア 武田病院グループ


※医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。


murakami.jpg武田病院グループ本部 栄養管理部 管理栄養士 村上 英都子
「骨と栄養~毎日こつ(骨)こつ(骨)と~」

 骨を形成するには様々な栄養を食事から摂ることが大切で、毎日の積み重ねによって丈夫な骨を維持することが出来ます。

 今回は骨と密接に関わっていく栄養素のなかで「カルシウム」についてご紹介します。

カルシウム充足度チェック_ol.jpg カルシウム(Ca)は人間の身体に不可欠なミネラル(微量栄養素)です。体重の1~2%を占めており、その内99%は骨や歯に、残りの1%は血液や筋肉、神経内に溶け込み様々な働きをしています。

 こつ(骨)こつ(骨)生活を送るためにはまずカルシウムの多い食品を摂るのが効果的です。カルシウムは食品によって吸収率が違います。腸管から吸収されやすい乳製品を1品食べ、あとは大豆製品・野菜・海藻類で摂りましょう。骨ごと食べられる煮干し粉はお味噌汁などにスプーン一杯入れるだけでも手軽に摂取することができます。

 次にカルシウムの吸収を助けるビタミンD・ビタミンK2を一緒に摂るのも良いと言われています。お手軽食材ではビタミンDの多い鮭(カラフトマスも)の缶詰がそのまま食べられるのでおすすめです。ビタミンKは納豆や緑黄色野菜・海藻に多く含まれます。納豆やカットわかめ・海苔などは常備しておくこともひとつです。

 スナック菓子、インスタント食品の頻繁な摂取・アルコールの多飲・カフェインを多く含むコーヒーの多飲・喫煙はカルシウムの排泄を促したり吸収を妨げたりするため注意が必要です。間食・お酒のおつまみを嗜む方は乳製品をおやつにしたり、小魚が含まれているナッツなどのおつまみもいかがでしょうか。