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Iru miru 健康通信 武田総合病院 乳腺センター センター長 稲本 俊 「乳がん検診」

2022/06/20 メディア 武田病院グループ


※医師やスタッフの肩書き/氏名は掲載時点でのものであり、現在は変わっている可能性があります。


inamoto09b.jpg武田総合病院 乳腺センター センター長 稲本 俊 「乳がん検診」

 がん検診とは何ですか?

 がん検診は特定のがんにかかっているかどうかを調べるために診察・検査を行うものです。京都市がん検診には、子宮頸がん検診、乳がん検診、肺がん検診、大腸がん検診、胃がん検診、前立腺がん検診があります。

 乳がん検診はどのような人が受けるのですか?

 京都市乳がん検診の対象者は40歳以上の女性の市民の方で、2年に1回受診することができます。ただし、マンモグラフィ(乳房レントゲン)検査を行いますので妊娠中又は妊娠の可能性がある方、心臓ペースメーカー又はV-Pシャント,CVポートを装着されている方、乳房形成をされている方は京都市乳がん検診を受けることができません。

 乳がん検診はどこで受けるのですか?

 京都市の乳がん検診の実施場所は、指定医療機関で行うものと、一定の時期に各区役所・支所保健福祉センター等に検診車が巡回して行うものがあります。指定医療機関は京都市内30施設で、京都市のホームページに掲載されています。医療機関や検診機関などが任意で提供する人間ドックや勤務先や健康保険組合等の保険者による福利厚生を目的として提供される健康診断(健診)の中では年齢を問わず乳がんの検診を受けることができます。

 乳がん検診はどのような方法で検査を行うのですか?

 京都市乳がん検診はマンモグラフィ検査のみです。視触診はありません。人間ドックや健診では乳房超音波検査が行われることもあります。

 マンモグラフィはどのような検査ですか?

 マンモグラフィとは、乳房を二枚の板で挟み、薄く伸ばして乳腺の重なりを減らすことで病変をより発見しやすくして行うレントゲン検査です。検査の時に少し痛みがありますが、乳がんの早期発見に欠かすことのできない検査です。また、放射線被曝量は健康被害を及ぼさない程度のものです。

 乳がん検診を受けるにあたって気をつけることはありますか?

 乳がん検診は乳房に症状のない方を対象としたものです。乳房のしこり、痛みなどの症状がある場合は、乳腺外来のある病院やクリニックを受診してください。