第26回「愛のリラクセーション・コンサート2019」
2019/11/11 イベント 医仁会武田総合病院
患者・家族や地域の皆さん琴やよし笛などの演奏を楽しむ
秋恒例の「愛のリラクセーション・コンサート2019」(武田病院グループ主催)が2019年10月20日、医仁会武田総合病院リハビリセンターで催されました。秋晴れの下、400人近くが来場。琴とファゴット、よし笛の合奏や歌声を聞きながら楽しく過ごされました。
クラシック音楽に長年親しみ京都市交響楽団(京響)との交流があった武田病院グループの武田道子副理事長が、「地域の方々や患者さんとご家族に、音楽に親しんでいただきたい」との願いから毎年秋に開催しています。開演に先立って、武田道子副理事長が「リラクセーション・コンサートが26回と長く続けてこられたのも、地域住民の皆さんとの医療連携のおかげです。音楽の秋のひと時、クラシック演奏など思い出の一日になれば幸いです」と挨拶、よし笛奏者の呉山平煥さんの司会・進行役で演奏会が始まりました。
オープニングは、福原佐和子さんの箏とファゴットの仙崎和男さんで『平城山』を合奏。そのあと呉山さんのよし笛も加わり、伝統的な日本古謡『さくらさくら』や軽快なリズムを刻む『証城寺の狸ばやし』を披露。繊細で清らかな箏の音色に、柔らかく艶やかなファゴットと心に染みわたる澄み切ったよし笛が合わさり、見事なハーモニーとなって会場を包み込みました。
ここで、イタリアオペラの歌姫として世界で活躍する西側真理子さんが大きな拍手で迎えられ登場。西脇小百合さんのピアノも加わり、イタリアの民謡『サンタ・ルチア』歌曲『マッティナータ』のほか、童謡『ちいさい秋みつけた』『赤とんぼ』などを高らかに歌い上げると、その歌声に会場一体が酔いしれました。
武田総合病院から花束が演奏の方々に贈呈された後、アンコールの大きな拍手に応えて、演者と一緒に童謡の『もみじ』『ふるさと』を会場の全員で合唱し、フィナーレを迎えました。