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京都認知症総合センター 竣工式を開催

2018/03/22 インフォメーション 武田病院グループ

京都認知症総合センター 竣工式を開催
他にない「新たな日本のモデル」づくりへ

 

 「京都認知症総合センター」(社会福祉法人悠仁福祉会)の竣工式が3月21日に開催されました。山田啓二京都府知事、山本正宇治市長、村田正治京都府議会議長、伊勢村卓司宇治久世医師会会長をはじめとする来賓、関係者ら50名が出席。本邦初となる認知症総合センターの竣工を盛大に祝いました。

 

 京都認知症総合センターは、特別養護老人ホームヴィラ鳳凰(宇治市)を核施設とし、居住系・訪問系の介護サービスを備えた拠点施設に、認知症を専門とするクリニック、常設の認知症カフェ、認知症対応型通所介護、グループホーム等を加え全体として「京都認知症総合センター」としたものです。

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2018.3.22knss002.jpg"地域ぐるみ"の取り組みとして進めていく

  冒頭、挨拶に立った武田隆久理事長は、「当センターは、山田知事がめざしておられた認知症のワンストップサービスを体現するもの。それが『認知症の人にやさしいまち・うじ宣言』をされた宇治市で開設できた意味は大きい。「地域ぐるみ」の取り組みとして、皆様のご支援を頂きながら進めてまいります」と語りました。

 また武田理事長は、常設の認知症カフェはまだまだ整備が少ないことを説明したうえで、「クリニックを併設しているものは本邦初の取り組みで、大変注目されています。新オレンジプランにある『認知症の方の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現』をめざしたい」と強く述べました。



 

 

2018.3.22knss003.jpgここから新しい京都の高齢化の時代

 来賓祝辞で山田啓二京都府知事は、「認知症で記憶が薄れていく中でも"ワンストップ"で人生をまっとうできる場所を日本につくりたいとの思いで、当事業をお願いしました。これを、宇治市さんに協力いただくなか武田病院グループにつくっていただいた。こうして出来上がった認知症総合センターは、他にない日本のモデルになる」と期待を語りました。

 さらに山田知事は、「"ここから新しい京都の高齢化の時代がはじまる"との意欲をもって取り組みを進めていけたらと思っております」とエールを贈りました。






   

2018.3.22knss004.jpgセンターの開設は当市の追い風になる


 続いて山本正宇治市長は、「宇治市は3年前の今日、『認知症の人にやさしいまち・うじ宣言』をし、認知症の人の視点に立ち、誰もがふるさと宇治で自分らしく尊厳を持って、認知症とともに生きていけるまちづくりを進めてきました」と説明し、「本市で武田病院グループが『認知症総合センター』を開設するということは、「全国に先駆け認知症に取り組んできた」との当市の思いの"追い風"となっています。19万市民になり代わり、心からお祝いと感謝を申し上げます」と祝辞を述べました。




 




 その後、武田理事長、山田知事ら来賓によるテープカットが行われ、会場は盛大な拍手で包まれました。

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 式典の締め括りにあたり京都認知症総合センタークリニックの川崎照晃所長は、「来週からの開設に向けスタッフ一同、努力を重ね業務に励んでいく所存です」と決意を述べ、認知症カフェについて、「当事者ご家族のご要望に応えながら、より良い環境を提供していけるよう関係機関と連携し努力していきたい」と語りました。