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11月23日「第7回京滋骨を守る会講演会」を開催しました

2017/11/25 インフォメーション 医仁会武田総合病院

第7回京滋骨を守る会講演会を開催しました

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病気につながるフレイル状態や
予防のための食生活・運動を学ぶ


 第7回「京滋骨を守る会講演会」(主催:認定NPO法人京滋骨を守る会、後援:公益財団法人骨粗鬆症財団)が11月23日、京都市上京区のKBSホールで開催されました。当日は400人を超える参加者が集まり、骨の病気や認知症の原因と予防について学びました。




 冒頭挨拶に立った医仁会武田総合病院の森田陸司院長(京滋骨を守る会理事長、骨粗鬆症財団監事)は、京滋骨を守る会のこれまでの活動を説明し認定NPO法人を取得したことを報告。同会の意義を語るとともに参加者に協力を呼びかけました。


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 第1部は、国立長寿医療研究センター副院長の荒井秀典先生が『健康長寿を目指したフレイル予防の意義』と題し講演を行いました。



2017.11.25.0002.JPGのサムネイル画像 荒井先生は、後期高齢者が要介護状態となる主原因は加齢による身体的、精神的な衰弱(フレイル)だと説明。フレイル高齢者は転倒や骨折、寝たきりの原因となり、更に、認知症になりやすいが、適切な対応で回復することも可能なことを分かりやすく解説しました。


 また、「サザエさん」で知られる磯野波平が54才であることをとりあげ、「今の人はどんどん若くなっている」と参加者を励ましました。





2017.11.25.0003.JPGのサムネイル画像 続いて武田病院グループ 康生会クリニック健康運動指導士の今井優科長が健康体操を実演。転倒予防となる体幹トレーニングや、認知症予防につながる頭と身体の体操(コグニサイズ)を、参加者の皆さんと楽しく行いました。


 第2部は、札幌医科大学名誉教授の端和夫先生が『ボケ防止の話』と題し講演しました。端先生は、アミロイドβの蓄積が認知症の原因の一つであることを説明。睡眠不足になるとこのアミロイドβの蓄積が増えることを指摘し、「よく眠る人、身体運動と共に、知的活動を活発に続けることが認知症の予防法として大切です」と取り組みやすい予防法を紹介しました。



 また、「認知症は不健康加齢のあらわれであり、健康意識の進歩で将来的に減少する」と、今後、認知症が減少していくとの見解を示し、会場を安心させました。


 会場から寄せられた質疑応答では、サプリメントの効果や物忘れの予防など多彩な質問が出されました。登壇された先生方は軽妙な回答で会場の笑いを誘い、普段から意識を高め健康維持につなげるようアドバイスをおくりました。