本院では、患者さんが病気や障がいを持ちながらも、安心して生活の場に帰れるように多職種協働で退院支援を行っています。今回、私は２ヶ月間出向で訪問看護ステーションに勤務し、次のような学びを得ることが出来ました。

●訪問看護は限られた時間の中（訪問時）のみ看護を提供するのではない。ご家族が看護する時間が圧倒的に多い在宅では、適切なケアが継続して出来るようコスト面や負担を最小限に、無理なくケアが出来るよう指導していく必要がある。

●訪問看護の主体である利用者の変化を観察するのはもちろん重要であるが、もう一人の主体であるご家族への精神的援助、不安を取り除く看護を、入院中からしっかり情報収集して退院支援の際にその点を考慮して、少しでも在宅で本人らしく過ごせるよう援助していきたい

（ 28.11.2017. )