宇治武田病院
久保 千晴さん
本部人事・総務部人材センターは、就職、転職に関わるサポートを行っています。
武田病院グループ本部人事・総務部人材センターについて
教育プログラムについて
全てのラダーの教育プログラムにて、成長レベルに応じて武田病院グループ内のスタッフや専門看護師・認定看護師と関わることができます。
グループの規模は高度急性期から慢性期までの9病院を中心に、訪問看護や福祉・介護施設等を合わせて70事業所、職員数は4,000名となります。
これらのスケールメリットを活かして、施設間の「人材交流研修」を活発に実施しており、自施設だけでは体験できない学びを得ることで看護のスキルを高めることができます。また、将来的にはキャリアニーズに沿った施設への異動ができるようにキャリア支援も行っています。
武田病院グループではグループ内で共通のラダー制度を教育プログラムとして使用しているので、
中途入職の方や復職される方にも安心の教育体制があります。
武田病院グループでは、一人ひとり能力を引き出しながらさらに伸ばしていき、
医療知識だけでなく、医療人としての成長を支援していきます。
【目的】 武田病院グループのスケールメリットを活かした人材育成・人材活用を行い、看護の質向上を図る
1. 意思のある学びで成長するポートフォリオ学習
2. 専門領域看護師から学ぶ看護ケア
3. 基礎教育での学びを臨床で活かす看護技術教育
4. シャドウイングと実技訓練による安全教育
5. 産業カウンセラー・心理士から学ぶセルフマネジメント
6. 屋根瓦方式による支援体制
武田の新人教育は以下のような特徴があり、とても充実した内容になっています。
新人看護師には指導者と、更に「メンタルヘルスケア」+「技術的なこと」が相談できるチューターが付きます。
チューターは年齢が近く何でも気軽に相談が出来ます。分からないことや困ったことを1人で抱え込むようなことはありません!
看護技術をどこまで出来るようになったかを確認するグループ共通の「チェックリスト」に基づいて先輩が丁寧に教えますので、1つ1つ確実に技術を身に付けられます。
新人看護師の進み具合を病棟全員で把握出来るようになっていて、チーム全体で新人を育てる風土が醸成されています。
毎月の集合研修や自主学習のためのWeb教材が充実。納得出来るまでじっくりと勉強することが出来ます。
インターンシップ参加者からも、「教育体制に強く惹かれた」「自身が描く看護師になれる教育体制があると分かった」といった感想を頂いています!
新人教育はぜひ「教育の武田」に任せて下さい!
一人前の立派な看護師になれるよう、グループのスケールメリットを活かし、全力であなたをサポートします!
11月の研修プログラムは「多重課題シミュレーション研修」でした。
この研修を通して、複数の患者からの訴えに対して、根拠を持って優先順位を付け、落ち着いて対処する重要性について確認することができました。急変の事例から、目の前にある情報に対して必要な観察や処置は出来ましたが、それを先輩に伝えることの難しさを知りました。自身の弱みが明確となり、報告・連絡・相談の大切さも学べました。自分にとって良い機会となったので今後に活かしていける様にしたいです。
入職から3カ月後に新入職者フォローアップ研修を実施します。
施設を越えたグループを作ってゲームや課題などに取り組んだり、社会人となりはじめて味わう嬉しさや悩み、これからの目標などを語り合ったり、多様なプログラムを通して情報を共有する中で、不安を抱えているのは自分だけではないと分かり不安解消にもつながります。
さらに、先輩からのアドバイスで、知識や技術を高めるだけではなく同期の仲間との絆を深めることの大切さなども学びます。
年に一度、入職1年以内の新人看護師によるポートフォリオ発表会を実施しています。 ポートフォリオとは、ファイルを使って学習意欲を高める教育手法。自らの意思に基づき、研修すべき内容全体をおさえ、「何のために何をやりとげたいか」「この研修で何を獲得したいのか」という目標(ゴール)を設定して取り組みます。 毎回、各自が決めたテーマについて、自身の経験や参考書や論文などの文献で調べた情報などを資料にまとめて発表します。発表会では、発表内容を1枚の模造紙にまとめるスキルやプレゼン力も必要とされます。さらに、経験豊富な先輩や先生方からの質問やアドバイスなどもあり緊張感はありますが、学ぶことも多く、自信にもつながります。
武田病院グループでは、スケールメリットを活かした人材交流キャリアアップ研修を行っています。それぞれのキャリアニーズに応じ、希望領域での研修を受けることができます。他院の実践を学ぶことで、自己の課題を明確にして改善に取り組むことを目標としています。
以前から身近に皮膚・排泄ケア認定看護師という存在があり、専門的知識やケアで問題を解決していく姿に憧れていました。急性期におけるその役割を学ぶため、グループ内交流研修により医仁会武田総合病院の認定看護師から学ぶ機会を得ました。患者さんやスタッフへ、個々に合わせたアプローチで専門的知識や実践を伝えている現場を見ることができました。その後、認定看護師の入学試験にパスすることが出来ました。この分野で学びを深め「人としての尊厳を守る」ことで、患者さんや関わる全ての人が安心して暮らせるように支援していくことが私の目標です。
武田病院グループには、急性期病院、慢性期病院、介護・福祉施設など様々な施設があり、各施設によって得られる経験や習得できる技術・知識が異なります。人材育成・人材活用を目的としたグループ内での人事異動制度を利用して、ご自身のキャリアアップを目指すことが可能です。
特定の看護分野において高いレベルにあると認められた「認定看護師」。武田病院グループでは、看護の質向上のため、認定看護師資格の取得を目指す方のための支援プログラムを用意しています。受講期間中は研修扱いとして当院に在職したまま資格取得に取り組むことができ、費用のサポートもあります。
資格取得後も、各分野の認定看護師を集めた研修会などを行い、さらなるレベルアップと各分野の連携を図っています。
「医仁会武田総合病院 コンサルテーション窓口」のページでは、医仁会武田総合病院に所属する認定看護師をご紹介しています。認定看護師の活動の様子をぜひご覧ください。
グループ内で38名の認定看護師が在職し、各分野において活躍中です。(2024年4月現在)
救急看護 | 皮膚・排泄 ケア | 集中ケア | 緩和ケア | がん化学療法 看護 | がん薬物療法 看護 | 感染管理 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | 5 | 1 | 5 | 3 | 1 | 7 |
手術看護 | 摂食・嚥下 障害看護 | 認知症看護 | 慢性心不全 看護 | クリティカル ケア | 心不全看護 | 脳卒中看護 |
2 | 1 | 2 | 1 | 6 | 1 | 1 |
救急看護 | 3 |
---|---|
皮膚・排泄ケア | 4 |
集中ケア | 1 |
緩和ケア | 5 |
がん化学療法看護 | 2 |
がん薬物療法看護 | 1 |
感染管理 | 4 |
手術看護 | 1 |
摂食・嚥下障害看護 | 1 |
認知症看護 | 2 |
脳卒中リハビリテーション看護 | 1 |
慢性呼吸器疾患看護 | 1 |
クリティカルケア | 5 |
心不全看護 | 1 |
脳卒中看護 | 1 |
看護師特定行為研修とは、2015年10月から厚生労働省が施行した研修制度で、研修を修了した区分については医師が作成した手順書をもとに看護師(研修修了者)の判断で医療行為をタイムリーに行うことができます。
武田病院グループでは41名が研修を修了しています。(2024年4月現在)
2020年度からは医仁会武田総合病院が「特定行為研修指定研修機関」として認可され、特定行為が実施出来る看護師を養成しています。働きながら学べるための支援として、受講日を勤務扱いにすることや受講料支援、通信教育材料の貸与などを行っています。
「医仁会武田総合病院 特定行為研修 詳細はこちら」
武田病院グループでは、看護師の専門性向上を図るため、大学院進学のための休職を認めています。復職時のポスト確保や休職期間の半分を勤務年数に繰り入れるなど、安心して学業に専念できるように配慮しています。
武田病院グループ内で「新任副看護師長研修」「役職者研修」を実施しています。
また、私立病院協会や看護協会が主催する管理者研修への参加もサポートいたします。
今回、武田病院グループ他施設の副看護師⻑達と共に学んだことで、私達の役割は、職場全体を俯瞰して捉え、師⻑と協⼒しながら多角的な視点から看護師の意識やモチベーションの向上に影響⼒を持つ大変やりがいのある職位であることを強く感じました。信頼され、より良いコミュニケーションを図る為、自分自身を今一度振り返り、スタッフが安心して看護実践できる環境づくりに励みたいと思います。
4月1日付で副主任に昇任した看護師19名が、半年後にこの研修に参加しました。
参加前は、組織の一員かつ中間管理者として日々葛藤し、これで良いのか、どうしたらスタッフに解ってもらえるのか、上司、スタッフが期待している役割が発揮出来ているのか等、様々な不安を抱えていました。今回この研修に参加し、病院看護管理者のマネージメントラダーに関する目的、看護管理者に必要とされる6つの定義、看護管理者に求められる役割、看護サービスについて、そして早急に制度を整えないといけない医療と介護との関わりについて学習しました。
グループワークでは、3人のメンバ-で活発なディスカッションが行なえ、抱えている悩み、不安、知り得たい情報の意見交換、共通認識を深め、管理者として目指したいモデル、課題などを導き出すことが出来ました。今回の研修で半年間を振り返ってみて、今後「楽しい職場作りに取り組んでいきたい」、「スタッフと一番身近な立場である為、メンバー一人ひとりが自分の持っている力を発揮し組織に貢献出来る様にフォロワーの役目も通常業務の中で行える様努力していきたい」と自分自身の課題が見えた実のある時間となりました。
副主任を対象とした研修で看護管理者の役割について学び、自分の課題とする管理能力が分かりました。
副主任はスタッフとも近い立場にあります。スタッフとのコミュニケーションを大切にし、現場で行われている看護を多角的に評価・修正のできる力をつけていきたいと思いました。
グループワークでは、武田病院グループの他施設の副主任達から、自部署の支援体制や職場環境の違いについて情報交換も行え、悩みや不安についても共有することができました。令和元年の記念すべき年に管理者となった者として、共に励まし合い成長していきたいと思いました。
武田病院グループの各施設が、それぞれのテーマにそった研究成果を発表。テーマは臨床だけではなく、在宅介護や福祉部門など幅広い内容の発表となります。また、スケールメリットを活かし複数施設での協同研究も行っています。
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