ナーシングメッセージ

「手術をしない膝関節治療」を開始
寄り添う看護で患者さんを支えます

たけだ診療所では、再生医療による変形性膝関節症の治療が始まりました。患者さんの腹部、臀部、大腿から脂肪組織を吸引し、その脂肪から幹細胞を取り出して数時間後に注射器で膝関節に投与する治療法です。従来は、手術やヒアルロン酸注射での対症療法などが主な選択でしたが、この治療法は入院の必要がなく、何より身体への負担を最小限に抑えることができます。

施術前には、不安緩和等のため、患者さんと時間をかけてゆっくりとお話しさせていただき、現在の生活状況をお聞きし、施術後の注意点などについてご説明させていただきます。私たちは、より安全で安心な看護がご提供出来るよう、清潔操作*から衛生管理、物品管理に至るまで一つひとつ確実な運用体制を構築しています。

さらには、患者さんに寄り添う看護の一環として、医師・検査技師とのミーティングを重ね、施術中には患者さんに合った姿勢をクッション等で確保しヒーリング音楽を流し、休憩室ではよりリラックスできるよう環境設備を進めています。

たけだ診療所スタッフ一同は、今後も「一生、自分の足で歩き続けたい」との患者さんの気持ちに寄り添い、安全で安心ある治療と看護、そして空間づくりを追求してまいります。どうぞ宜しくお願いします。
 
*清潔操作=医療処置を行う際、清潔部位を不潔(汚染)にしないようにする業務
たけだ診療所(免疫・遺伝子クリニック)
看護師長   水野 麻利

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