今回、新型コロナウイルスの感染拡大により、感染予防のため当施設でも4月10日からご家族さんとの面会が禁止となりました。この対応にあたり、ご家族さんにはご納得をいただけたのですが、利用者さんによっては、事態のご理解が難しいケースもあり、いずれにしましてもご家族とお会いできないことに対し、ご不安を感じておられるご様子でした。

そこでこの対応としてグループ福祉介護部6施設で、LINEビデオ通話を介した「オンライン面会」を5月2日より開始しました。当初は、「何これ？！」と利用者さんが驚いてしまい、ご面会・対話にならないケースもございましたが、ご家族さんからは、「元気そうで良かった」「顔が見れて安心しました」など、喜びの声を聞くことができました。利用状況は1日あたり1件〜2件程です。

今回の様にご面会が制限されるような事態となった場合、画面越しでもお顔を見て会話が出来る体制をとることができたのは本当に良かったと感じます。一方で、ご家族さんもご高齢の場合、オンラインで対応することはハードルが高く、導入するのが難しいといった問題点も浮き彫りとなりました。今後も安全性を保ちつつ、安心ある介護・福祉環境の充実を図るべく様々な手法を取り入れ、地域の皆さんのご期待に沿えるよう努力を続けてまいります。