(カフェ)洗濯工房??新たな就労的活動の場!
新しいプログラムも順調に始動!
京都認知症総合センターでは、『認知症の方等の就労・社会参加支援事業』を委託される形で様々なプログラムや活動を展開してきております。
「作業工房ほうおう」はその取り組みの要として、主に ”木工” を通じて地域の方々からの受注製作(作業代として活動謝金を頂く形)や、若年性認知症当事者の非常勤雇用にも繋がっておりました。
さらに多様な活動の場を模索していたところ、京都府の「認知症にやさしい異業種連携協議会」で交流のあった 株式会社アグティ様(久御山町)とのご縁が始まりました。アグティ様は、医療機関や介護施設の衣類等洗濯請負も業の一つとしておられ、ご相談させてもらえたのは 工場で洗濯された衣類等を畳んでお客様にお返しする状態にする業務についてお手伝い頂けないかと言う内容でありました。1セットあたりの作業単価が設定されており、対価を得ながらの活動としてのご相談でもありました。
認知機能の低下が見られたとしても、手続き記憶は維持される方も多くおられます。洗濯物を畳むと言う作業はお手の物と言う方も多くおられ、もちろん性別で区別することではありませんが、特に女性においてはその能力を発揮される方も多くおられるのでないかと昨年度末より準備を進めてまいりました。
準備期間やプレ体験含めて、今年5月からは正式にキックオフ。
私達やアグティ様の想像どうり、いや想像以上にその手さばきは素早く正確なものであり、また何より「作業しながら会話が弾む」姿がとても印象的でした。
まだまだ、動き始めた取り組みで、作業スペースなどハード面や、参加者やスタッフなどソフト面の課題もありますが、カフェほうおうにおける新たな「就労的活動の場」として洗濯工房ほうおう(仮称)が賑やかになり、株式会社アグティ様のお役にも立ち、認知症本人の社会貢献の機会としての取り組みを進めていければと思います。
お試し体験!
株式会社アグティ 斎藤社長がじきじきに説明とレクチャーにお越しいただきました。
母娘でご参加のAさん。
お母さまの持っている能力と「出会い直す」機会になるかもしれません。
介護サービスや地域のサロンなどには中々足が向かれないBさん。
「仕事があるんなら行くで!」と お一人で来所されています。
京都認知症総合センターの看護師や作業療法士、介護職員など時間の許す職員も一緒に手を動かしながら、会話も弾みながら取り組みます。
京都認知症総合センタークリニックを受診されている方はもちろん、他院を受診されている方々でも大歓迎であります。お一人での参加、またご家族とご一緒に参加など参加の仕方もご自由で結構です。ご興味を持たれた方はどうぞお気軽に相談ください。
ご不明な点は下記までお問い合わせください。
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