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(カフェ)日本認知症学会専門医を対象にしたアンケート結果より。

 京都認知症総合センタークリニック川崎院長より情報提供



一般社団法人日本認知症学会では、新型コロナウィルス感染拡大による認知症の医療や介護等の様々な面での影響について、認知症学会専門医を対象に5月下旬から2週間アンケート調査が行われたとのことで、その結果について主な部分をピックアップしてみたいと思います。

・認知症の人の受診頻度について、「著しく減少している」が22%、「やや減少している」が60%と受診機会の減少が認められ、その理由としては「診療提供側の制限」が9%に対して、「利用者の躊躇」が57%、「利用者・提供側双方の抑制」が23%でした。

・介護サービス利用全般については、「著しく減少している」が16%、「やや減少している」が48%、「変わらない」が7%であり、訪問系サービスの「減少あり」が50%であったのに対して、通所系サービスの「減少あり」が69%でした。

・認知症カフェや家族会などインフォーマルサービスの利用については専門医が得ている情報として、「減少している」が46%、「変わらない」が5%と、自粛要請下でのインフォーマルサービスの継続の困難さが確認できました。

・認知症の人の症状悪化について「多く認める」が8%、「少し認める」が32%、「認めない」が23%でした。悪化した症状については、「認知機能の悪化」が47%、「BPSDの悪化」が46%、「合併症の悪化」が34%でした。

(総論として)

サービスの利用低下や、受診頻度の低下が症状悪化につながったかは、このアンケートだけでは結論付けることはできないが、感染拡大が始まり約2か月間しか経過していなかった時点において症状の悪化を認めた専門医がかなりの数にのぼり、具体的には『うつ症状を呈する方が増加した』、『施設にて家族面会が中止となり不安定になった』、『外出制限や面会制限により不穏になることが多い、さらに社会活動も制限され認知障害が悪化している印象がある』、『感染リスクの恐れからデイサービスの利用を控えたり、一時的に住まいを変えたりした方の場合、認知症の人の意欲・発動性の低下、混乱、筋力低下などの問題がみられる』といった専門医からの声が寄せられたようです。

ご参考までにと思い、まとめてみましたので、またご意見等頂けたら幸いです。

(参考:日本認知症学会ホームページ)  http://dementia.umin.jp/

 


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