医療関係者の方

外来診療予約・検査予約 CT

CT(Computed Tomography)

当院では、平成25年4月に東芝社製「Aquilion PRIME」最新鋭80列検出器CT装置を導入しました。X線を受ける検出器を多列化することで、極めて多量の情報を短時間に得ることができます。これは、患者さんにも息を止めていただく負担も軽減でき、造影検査においては造影剤量の削減も可能となりました。さらに放射線被ばくも格段に減少します。
得られた精密な画像は再構築することで多方向の断面や、3D(立体)表示が可能となり、小さな病変をも見つけられるようになりました。造影剤を用いた検査では腫瘍などの血流の豊富さや、他の臓器、組織や血管などとの関係がわかり、腫瘍の良性悪性の診断や、腫瘍の進展範囲をより正確に診断することができるようになりました。

頭部3D‐CT

頭部3D‐CTは造影剤を静脈注入し、血管を3次元画像処理にて表示します。動脈瘤や脳動静脈奇形(AVM)の診断を非侵襲的に行えます。

心臓CT

カテーテル検査においての診断がCTにて行えます。64列検出器のCTに比べ80列検出器では短時間撮影が可能となり良好な画像を提供できます。

心臓CT検査を受けられる患者さんへ

心臓には冠動脈(かんどうみゃく)と呼ばれ、心臓を栄養する血管が流れています。この血管は動脈硬化などにより狭くなったり詰まったりすることで、狭心症や心筋梗塞を引き起こす原因となります。
冠動脈の状態を調べるには、カテーテルと呼ばれる管を腕や足の動脈から心臓まで挿入し検査をする方法があります。カテーテル検査は異常があればその状態からの治療を行うことが出来ますが、入院していただいての検査になります。検査は外来にて64列CTを使用し心臓を撮影します。通常のカテーテル検査と同様に冠動脈を描出し状態を観察できます。

検査の流れ

  • 入室
  • 心拍数・血圧測定
  • 造影剤注入用の注射
  • 造影剤注入 心臓CT撮影開始
  • 撮影終了・抜針
  • 退室

入室から退室まで約20分

わからない事、不安なことがあれば検査スタッフにお聞き下さい

心拍数測定時

心拍数の高い方(心臓の動きが早い)は心拍数を下げるお薬(β遮断薬)を使用して撮影を行う場合があります。

撮影時の注意点

撮影時は息止めが重要です。撮影中に息をしっかり止めて動かないようにしてください。

検査の後

  • ・心拍数を下げるお薬を使用した患者さんは、その効果が消えるまでCT室前で20分ほど待機していただいてから帰宅となります。
  • ・検査は、コンピュータ解析が必要です。検査結果は次回の診察時に主治医から聞いていただきます。
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