院長あいさつ
2024年4月1日、病院長に就任した河野茂です。これまでは副院長・手外科センター長として、主に手の疾患にお困りの患者さんに対応してまいりました。怪我のため引退をせまられたスポーツ選手が、当院の治療を受けることで競技に復帰されるということも多々ありました。このような事例から、「怪我や病気になること」そして「治療を経て社会生活に復帰するということ」が患者さんの人生に及ぼす影響の大きさについて、あらためて考えさせられます。これは整形外科に限らず、どの診療科にも共通することです。患者さんの訴えを聞き、これまでに培った診療技術で患者さんの人生を支えていくことが、我々医療者の一番の使命ではないかと思っております。
そのために重要なのは、医師、理学・作業療法士、看護師、薬剤師、栄養士、技師などの多くの専門職種が協力してお一人おひとりの患者さん、ご家族に対応することです。常に院内・院外の協力体制を保ち、理想的な治療医療・チーム医療を提供できるよう、体制をさらに強化していきたいと考えています。
とくに当院は、最先端の治療を提供する多数の専門領域と一般的な診療提供体制が融合した、ある意味で理想的な地域の医療機関と言えます。連携先の医療機関・介護サービス等と互いの機能を補い合いながら、より良い地域医療につなげてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
河野 茂(かわの・しげる)
十条武田リハビリテーション病院 院長
1990年3月 | 京都府立医科大学医学部卒業 |
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1990年5月 | 京都府立医科大学整形外科学教室 研修医 |
1992年4月 | ユニチカ中央病院整形外科医員 |
1993年4月 | 京都府立医科大学大学院入学 神戸大学医学部解剖学教室国内留学 |
1995年4月 | 京都大学医学部解剖学教室国内留学 |
1997年3月 | 京都府立医科大学大学院卒業 |
1997年4月 | 社会保険京都病院整形外科医員 |
1999年4月 | 明石市立市民病院整形外科医長 |
2001年7月 | 西陣健康会堀川病院整形外科部長 |
2004年7月 | 京都府立医科大学整形外科講師 |
2008年1月 | 社会保険京都病院整形外科部長・リハビリテーション科部長 京都府立医科大学臨床准教授 |
2014年4月 | 京都鞍馬口医療センター整形外科部長・リハビリテーション科部長 |
2015年1月 | 京都武田病院整形外科部長 |
2018年7月 | 十条武田リハビリテーション病院 手外科センター長 |
2022年4月 | 十条武田リハビリテーション病院 副院長 |
医学博士
日本整形外科学会:整形外科専門医
日本整形外科学会:脊椎脊髄病医
日本整形外科学会:運動器リハビリテーション医
日本手外科学会:手外科専門医
看護部長メッセージ
私たちの病院では、地域包括ケア病棟と回復期リハビリテーション病棟を通じて、地域の皆様に質の高い医療・看護サービスを提供しております。
私たちは、「思いやりの心」を基本に、24時間365日、最も患者さんのそばにいる存在として、患者さんの声に耳を傾け、心に寄り添い、最善のケアを提供することを心がけています。疾病や障がいがあっても、地域の中でその人らしく暮らしていけるよう、患者さんの「生活の質」の視点を持ち、在宅復帰に向けた療養生活支援・意思決定支援を行ってまいります。
また、看護職が安心して働き続けられる職場環境の整備にも尽力しております。働きやすさと働き甲斐を追求し、スタッフ一人ひとりの成長と健康を支援する体制を整えていきたいと考えます。
十条武田リハビリテーション病院
看護部長/認定看護管理者
鷲見 知子
