たけだ通信 No.122

武田病院グループが発行する情報誌です。 グループの活動報告や各施設からのインフォメーションの他、インタビューや健康に関する記事等、充実の内容です。


>> P.13

になる病気気Q&A認知症Q.A.Q.A.Q.A.高齢の家族の「もの忘れ」がひどくなりました認知症でしょうか?一概に認知症という訳ではありません年齢を重ねるうちに「もの忘れ」が増えるのはおかしなことではありません。これは、脳の機能低下などによっておこる自然な現象です。認知症に似た症状を示す病気も複数ありますので、正確な診断にあたっては専門医の受診が必要です。認知症の検査を受けることを嫌がります自尊心を傷つけないよう状況を説明することが大事です認知症は早期に診断し治療することで、進行を遅らせたり、症状を緩和することもできます。とはいえ、誰しも自分が認知症とは思いたくないものです。まずご家族から、プライドを傷つけないよう現状と心配していることを伝えてください。治療によって改善しうる病気や一時的な症状のこともあります。かかりつけ医に相談し、専門医を紹介してもらうのも良いでしょう。認知症にはどのような治療法がありますか?薬物療法と非薬物療法があります「脳の神経伝達物質」の不足を補うお薬のほか、最近では認知症の原因となる「アミロイドβの蓄積」を阻害する新しい薬も承認されています。また認知症の発症や進行には、心身の状態や他の病気も影響します。まだまだ薬が万能というわけでもありません。高血圧や肥満を改善したり、適度な運動を行うなど、生活習慣を改善することが有用です。京都認知症総合センタークリニック院長川崎照晃京都認知症総合センタークリニック0774-25-1110〒611-0021京都府宇治市宇治里尻36-3513122TAKEDA


<< | < | > | >>