柳馬場武田クリニック

顔面けいれん・斜頸・痙縮・ボツリヌス治療センター

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医療法人財団 康生会
柳馬場武田クリニック
顔面けいれん・斜頸・痙縮・ボツリヌス治療センター 柳馬場訪問看護ステーション

外来受診

神経内科の病気

片頭痛

有名な病気・疾患ですが、当事者は「こんなもんだ」「自分の月経前症候群が強い方だ」として市販の鎮痛剤だけ服用してそのままになっていることも多いようです。片頭痛として治療をはじめると頭痛への対処がずいぶん楽になった、頭痛が起こりにくくなって快適になったということが時々あります。

「一旦頭痛が生じるとどうしようもなくて寝込む」「緑茶を飲むと必ず激しい頭痛が生じる」「お酒を飲むと頭痛がきついので飲まない」といった方は片頭痛の可能性もあると思いますのでご相談をおすすめいたします。

片側顔面痙攣(けいれん)・眼瞼痙攣

目の下や周りがピクピクするのが疲れたときに2-3日くらい続くのはほぼ誰もが経験することですが、これが慢性化して口元や頬にもひろく生じるあるいはひどい時は片目がつむってしまったり顔が歪んでしまったりすることがあります。こうなると日常生活上で不便・不快であることより治療の対象となります。当院では片側顔面痙攣に対して内服やボツリヌス注射療法(ボトックス)、必要あれば本院の脳外科と連携して手術療法も行っています。

また似たような症状で両目が勝手にふさがってくる、光が眩しい・TVは音しか聞かない、まぶたがふさがって目が開かないのでモノにぶつかるといった症状が生じる眼瞼痙攣(がんけんけいれん)があります。比較的多めに注射が必要なことがありますがこちらもボツリヌス療法が有効なことが多いです。

痙性斜頚

首や肩の筋肉に勝手に力が入ってしまって頭の向きや傾きに異常が生ずる病気です。頭が前や後ろを向く、頭がふるえる、横を向いてしまって正面を向きにくいなどといったことになります。また頑固な肩凝りや首凝りが実は痙性斜頚であるということもあります。

従来からのA型ボツリヌス毒素(ボトックス)の他に、最近はB型ボツリヌス毒素(ナーブロック)も認可され、当院ではいずれも施注可能です。お気楽にお問い合わせください。

パーキンソン病や歩行障害

パーキンソン病は手足のふるえ(振戦)・手足のこわばり(固縮)・動作が緩慢・不器用になる・転びやすくなる(姿勢反射障害)、が特徴的な病気です。

主に40歳から50歳以降に発症し、ゆっくりと進行する原因不明の神経変性疾患です。日本での有病率は人口1,000人当たりに約一人と言われており実はそれほど珍しい病気ではありません。

症状がゆっくり進行する為に単に老化と考えて放置されていることや別の病気と考えられている場合もあります。また同様の症状が他の病気(脳梗塞や正常圧水頭症や他の変性疾患)でも生じることや、他の治療薬の副作用による薬剤性パーキンソン症候群として生じる場合もあります。

最近転倒しやすくなった、動作が不器用になった、手足がふるえるといったことが気になっていたり、あるいはそれで頭のMRIをチェックして欲しいなどの希望があればご相談ください。

モノ忘れ・認知症

加齢による「もの忘れ」と、アルツハイマー病などで見られる「もの忘れ」には違いがあることがあります。例えば普通のモノ忘れでは、「昨日何を食べたか思い出せない」ことはあっても「食事をしたこと」は覚えています。アルツハイマー病では「食事をしたこと」自体を忘れてしまったりします。

特に初期の場合でしたら主にアルツハイマー型認知症に対して最近はいくつかの薬剤が開発されており「記憶力」などを元まで回復させることは難しいとしても日々の活動性や感情の安定などについて薬を使用しない場合とくらべてよい状態を維持しやすくなってきております。薬剤には飲むタイプのものと貼るタイプのものがありどのお薬が患者さんにとって使いやすいか相談しながら決めていくことになります。

残念ながら病気が進んでしまっている方で且つ家族が近くにいらっしゃらないとなると生活が成り立たなくなっていきますので、病状を見て主治医意見書などを適切に用意して介護保険をうまく使っていくことがより緊喫に大事になってくるように思われます。訪問診療も対応しております。

脳卒中後の痙縮

脳卒中を始め脊髄損傷や脳性麻痺によって筋肉が緊張しすぎて、手足が動きにくくなったり勝手に動いてしまう状態を「痙縮(けいしゅく)」と呼んでおります。具体的には、手指が握ったままの状態で開きにくくなったり、肘が曲がったり足関節が内反したり尖足が生じたりします。これらの痙縮に対して2010年秋にボツリヌス注射療法が認可されました。筋肉をやわやらかくし関節の可動域を広げることで日々の生活をなにがしか快適なものに出来ることがあります。どの程度お役に立てるかはケースバイケースですのでお気楽にお問い合わせください。

その他・ご案内

腋窩多汗症(脇汗)

腋窩多汗症(脇汗)に対するボツリヌス注射(ボトックス注射)について 2012年秋より保険適応されるようになりました。その後少しずつ価格改定もされて2022年現在は保険が3割負担の場合は自己負担が約2万2千円弱となります。これまでも専ら美容形成科や皮膚科にての私費治療でありましたが保険適応になったのを機に当院でも施行 しております。一回の注射で個人差もありますが施注後4-9ヶ月くらいは発汗や脇の臭い・衣服の脇部分の黄ばみなどが著明に減少しています。注射には細い針を使っていますが、痛み対策で希望あれば実費でエムラクリームを提供しています。注射以外にソフピロニウム臭化物ゲル(エクロックゲル)も最近認可されましたのでご相談ください。

訪問診療

通院が難しい(認知症や筋力の問題で付き添いや車イスを必要とするあるいはベッドから起きられないなど)という方のご自宅に伺い、 定期的・計画的に診察や治療を行なっております。もちろん入院治療や精密検査の必要が生じた際は武田グループ関連病院をはじめとした 基幹病院・地域の病院との連携をスムースに進めるのも極めて重要なことと考えております。訪問診療にてのボツリヌス療法(ボトックス注射) も施行しております。

当クリニックでは概ねは、南北は京都駅北側/塩小路通り~北大路通り、東西は東大路通り~堀川通り/大宮通りの範囲に付いて訪問させて頂いております。

超音波検査(エコー)

当クリニックでは第2・第4木曜日午前中に超音波検査を施行しております。
腹部・心臓・頚動脈・甲状腺・下肢血管・胸腹部血管など。健康診断で精査指示されたなどで、検査希望・相談ありましたらお気軽に電話等でお問い合わせください。