今日は、「郷土料理フェア」で、今回の郷土料理は宮崎県です。
「とうきび飯」は、この地方では、麦飯とともに中心になる主食でした。とうきび(とうもろこし)は、ゆでてそのままおやつとして食べたり、焼いてたべたりしていましたが、米が貴重だった時代、「割りとうきび」で米のかさを増し、人々の腹を満たしていました。
延岡市発祥で知られる「チキン南蛮」。昭和30年代に延岡市内の洋食店で、賄い料理としてつくられたのが始まりとされています。チキン南蛮の「南蛮」とは、もともと戦国時代に来日したポルトガル人やその文化を表す言葉で、彼らのもたらした食文化の中に「南蛮漬け」があり、唐辛子入りの甘酢に食材を漬けてつくられるもので、これに鶏肉を用いて料理されたため、「チキン南蛮」と呼ばれるようになったといわれています。
宮崎県は里芋の生産量が多く、収穫量は埼玉県、千葉県と並んで常に全国上位に位置していて、昔からよく食べられている里芋を使った郷土料理が「ぬた芋」です。
「ざぶ汁」は主に根菜類の野菜などの色々な食材を”ざぶざぶ”と煮ることからこの名前がついたといわれています。
来月の行事食も楽しみですね。
お品書き
・とうきび飯
・チキン南蛮
・ぬた芋
・ざぶ汁
・マンゴー