今回の郷土料理フェアは「石川県」です。「みたま」とは、黒豆(黒大豆)ともち米を蒸した黒豆のおこわのことを言うそうです。地域や人によっては、その見た目から「めだま」と呼ぶ場合もあり、「みたま」は、漢字で「御霊」と表記されることもあります。県内では昔から法事などの引き出物として贈られています。
「じぶ煮」は鴨肉や鶏肉の切り身に片栗粉をまぶしたものと、麩やせりなどの野菜をだしで煮て、薬味としてわさびを添える椀物です。現在では結婚式などの祝いの膳には欠かせない椀物で、石川県を代表する郷土料理のひとつとして全国的に知られています。
「茄子のオランダ煮は和風料理ですけど茄子を油で揚げると「オランダ煮」になります。 油で揚げる事によって、茄子の綺麗な紫色をあざやかに引き立てます。
「めった汁」はさつまいもや大根、人参といった根菜類を使った具だくさんの豚汁のこと。従来の豚汁と異なるのは、じゃがいもではなくさつまいもを使う点です。ユニークな名の由来は「やたらめったら具を入れる」「やたらめったら具を切る」など、諸説伝わっている。たくさんの具を使うのは、農家が大量にとれた野菜を処理するためにはじめたともいわれています。
次回はどこの郷土料理か楽しみですね。
お品書き
・みたま(黒豆ご飯)
・じぶ煮
・茄子のオランダ煮
・胡瓜のあんかけ
・めった汁