武田病院グループの経営理念である「思いやりの心」をもって、常にサービスを受ける側の立場に立った“手のぬくもりのある介護”を提供するとともに、「利用者に信頼されるヴィラ稲荷山」、「地域社会に信頼されるヴィラ稲荷山」、「職員相互が信頼し合うヴィラ稲荷山」の実現に向け、行動できる人財の確保および育成と定着率の向上を目指す。
当施設では、入所者一人ひとりの「その人らしい暮らし」の実現に向け、自立支援介護の理念に基づいたケアの提供を推進し、「水分・栄養・排泄・運動」の四つの基本ケアを重視した入所者の生活機能の維持・向上に取り組む。科学的根拠に基づいた介護技術を習得するために、各専門職の研修機会を確保し、実践的な人財育成を計画的に実施する。
また、AIやICT機器を積極的に活用し、業務の効率化を図るとともに、データに基づく適切なケアの提供を推進し、職員の負担軽減とともに入所者の状態変化を早期に察知する適切な支援につなげる体制の強化に取り組む。さらに、職員間の情報共有を密にした意見交換の機会を増やすことで、多職種が連携しながら最適なケアを提供できる環境づくりを推進する。
自立支援介護の実現には、「できることを奪わない」「意欲を引き出す」「継続的な支援を行う」という視点をもち、職員一人ひとりが協力し合う、互いを尊重し合う、入所者の尊厳を守る主体的な生活支援を目指し、「わたしらしく~ともに歩んでいく~」の理念に沿ったサービス提供を目指す。
感染症予防対策の徹底、介護事故や交通事故などの重度事故防止に向けた対応力の強化により、各専門職が専門性を最大限に発揮し、多職種協働のチームで迅速かつ適切な切れ目のないケアを行うことで質の高いサービス提供を継続していく。
“地域社会に信頼されるヴィラ稲荷山”として、今年度も引き続き地域住民への集いの場の提供や地域のイベントへの参加等、”顔の見える関係づくり”を重視し、高齢者の買い物支援などの地域のニーズの把握と地域関係者などとの柔軟な連携、実践を進めていく。
(1)法令遵守を徹底し、安定した事業活動を展開する。
(2)人財の確保と育成・定着を目的とした“働きがいのある職場づくり”を目指す。
(3)“地域に根ざした施設づくり”を目指し、地域社会における高齢者福祉サービスの大規模多
機能な拠点として地域福祉の向上に役立ち、地域住民の期待に応えられる施設運営を推進
する。
(4)利用者の個別性を重視し、その方に合った質の高いサービスを提供する。
(5)危機管理意識をもち、集団感染・介護事故・交通事故を未然に防止するとともに、安心・
安全な施設運営に努める。
(2)施設の特色を活かした介護人財の確保(介護福祉士率80%以上)および部署間の連携に
よる育成と定着率の向上。
(3)眠りSCANの活用による事故発生率の低減と、ハナスト(通信機器)の活用による業務
負担の軽減。
(1)感染症や災害への対応力・連携力強化の推進。
(2)次世代を担う介護人財の確保および中堅職員の育成と定着。
(3)AIやICTテクノロジーの活用を通じた業務効率化、業務負担軽減の推進。
(4)買い物支援など地域のニーズに応じた事業の継続(買い物支援バスこんこん)。
(5)老朽化する施設の保全整備と省エネルギーの推進。