たけだ通信 No.122

武田病院グループが発行する情報誌です。 グループの活動報告や各施設からのインフォメーションの他、インタビューや健康に関する記事等、充実の内容です。


>> P.16

くすりのお話TalkingabouttheMedicine新たな認知症治療薬「レカネマブ」ってどんなお薬?今回のくすりのお話では、いま注目されている認ハイマー病の進行を遅らせます。投与するためには知症の治療薬「レカネマブ(商品名:レケンビ)」認知機能やMRIやアミロイドβの検査などを行いについて簡単にご説明させていただきます。ます。検査の結果で投与対象となった場合に限り、その患者さんに投与することができます。このレカネマブは、昨年12月に日本で承認され今回、レカネマブが承認されたことにより、アルた新しいお薬で、アルツハイマー病による軽度認知ツハイマー型認知症の治療が一歩前進したように感障害(認知症の前の段階)や、軽度の認知症の「進じています。一足飛びにはいきませんが、「進行を行を遅らせるお薬」です。アルツハイマー病では、遅らせるお薬」から「治るお薬」につながるよう、脳にアミロイドβというたんぱく質がたまることに今後の研究の進展に期待を寄せています。より脳の細胞が壊れ、認知機能の障害が起こると考えられています。このお薬は、抗体(体の外から異物が入ってきた時に作られ、その異物を認識するたんぱく質)の一種で、アミロイドβのかたまりに結合し、取り除くことにより、脳の中のアミロイドβが減り、アルツ武田総合病院薬剤師馬瀬久宜TAKEDA12216


<< | < | > | >>