武田病院グループ年報 2024 第36巻
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体外衝撃波 結石 治療装置武田総合病院ドルニエ Gemini 平成25年4月Delta-Ⅱ 平成18年10月X線受像部にフラットパネルを採用し一段と鮮明な画像が得られるようになりました。また、治療ヘッドの口径が140mmから220mmに拡大され衝撃波の出力も9段階から15段階となり出力制御面での性能も飛躍的に向上しています。更に、衝撃波の到達深度も150mmから170mmとなり余裕を持って治療が行えるようになりました。これらの性能向上により、患者さんの感じる苦痛は一段と軽くなっています。体外衝撃波 疼痛治療 装置武田病院ドルニエ EPOS Ultra 平成25年6月体外衝撃波疼痛治療術(Extracorporeal Shock Wave Therapy)とは、体外で発生させた衝撃波を皮膚表面から痛みの部位に対し焦点照準を合わせ治療する方法です。Epos Ultraは出力レベルを7段階に切替可能で、安定したエネルギーを焦点へと正確に照射します。低侵襲で安全かつ有効な治療法で、短期間での回復が見込め副作用は殆ど有りません。主に、難治性の足底筋膜炎の除痛のほか、アキレス腱炎及び付着部炎、膝蓋腱炎、上腕骨外顆炎(テニス肘)など幅広い症例への疼痛治療が可能となっています。泌尿器科結石治療用ホルミウムレーザー武田病院エダップ・テクノメド パルスホルミウム・ヤグレーザー Cyber Ho 令和5年7月4日効果、柔軟性そして費用対効果という全ての要素を独自の多用途レーザブラットフォームという形で融合させ、また“Retropulsion control”≪プッシュバッグ≫における独自のMasterPULSE技術により、高エネルギー及び最大60Hzの周波数設定を実現させました。これにより低侵襲な手術である経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)と経尿道的結石レーザー砕石術の両方に使用可能な装置です。武田総合病院ドルニエメドテックジャパン ホルミウムレーザー結石破砕装置 Medilas H Solvo 平成27年7月このレーザー装置は、結石の成分や硬さにかかわらず結石破砕を効果的に行うことが可能であり、エンドウロロジーにおける軟組織にも使用可能です。レーザーの波長は2,080nm 最大出力30Wの外科用レーザー手術装置です。循環器内科エキシマレーザー武田病院ディーブイエックス CVX-300 平成24年7月国内で唯一承認されたエキシマレーザー装置です。エキシマレーザーはクールレーザーと言われ、熱変性が少なく(約40℃)、光解離作用による蒸散が可能です。また、レーザー照射境界線が明確で、有効範囲が極めて短い(0.05㎜)ため血管壁を傷つけることなく、プラークを細かくスムーズに飛ばすことが出来ます。従って、冠動脈内の治療に対しても非常に安全性が高く効果的な治療が出来ます。また何十年も挿入して癒着したペースメーカーリードなどを剥がすことも可能となりMRI対応のリードやペースメーカーへの再埋設も可能となりました。外科手術用3Dナビゲーションシステム武田総合病院Brain LAB 3Dナビゲーションシステム 平成22年10月術前に撮影したCT、MRI、PETなどの画像データを取り込み高精度な3Dイメージを作成します。これにより病変や危険部位を抽出し、より正確で安全、効率的な手術プランを作成することが出来ます。手術器具に取り付けた赤外線反射ボールをシステムに認識させることで、手術部位へのアプローチを正確にナビゲートします。手術用顕微鏡や超音波診断装置などの装置とも機能を統合し、術中の効率的なワークフロー支援します。脳神経外科や耳鼻科、整形外科などの幅広い領域での手術に対応しています。外科手術用3D内視鏡システム武田病院オリンパス 外科用3D内視鏡システム VISERA ELITE Ⅲ 令和5年4月3Dシステムとしては2セット目の取得となります。本システムは4K/3D/IR観察が可能なオールインワンシステムです。IR蛍光観察は白色光と赤外光の同時表示モードや、蛍光部分の強度を変更するゲインコントロールが可能であり、また4Kカメラヘッドは自動的にフォーカス調整を行う機能やフォーカスエリアを広げるEDOF機能を搭載しております。その他にも3D先端湾曲ビデオスコープLTF-S300-10-3Dや軟性尿管鏡URF-V3等、幅広いスコープが接続可能となっている事から、よりよい手技の実現だけでなく異なる診療科での機器共有が可能となり、機器運用の効率化にも貢献致します。武田総合病院オリンパス 外科用3D内視鏡システム VISERA ELITE Ⅱ 令和3年11月内視鏡手術の世界は急速な進歩を遂げており、CCD方式、フォーカスフリー、ハイビジョン画像記録、NBI(Narrow Band Imaging:狭帯域光法)などの技術に加え、最新技術として3D映像の技術が搭載されました。内視鏡下の対象部位の空間内で把持、剥離、結紮、縫合をスムーズに行うため、奥行きのある3D映像は正確な空間把握を可能にし、精緻でスピーディーな内視鏡手術を可能とします。58

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