スペシャリスト

スペシャリストとは

医仁会武田総合病院では、特定の看護分野において専門性の高い知識とスキルを持つ看護師を総称してスペシャリストと呼んでいます。認定看護師はもちろん、特定行為研修を修了した看護師がさまざまな場面で活躍しています。

スペシャリスト紹介

1感染管理
役割
- 病院で働く職員や委託業者、患者さんやそのご家族などすべての人を感染から守る
- 院内の環境ラウンドやサーベイランス、抗菌薬適正使用支援、感染対策研修会などを行い、感染症発生時だけでなく平常時から院内で感染対策に取り組むことができるよう支援する
- 連携病院や高齢者施設の感染対策についてラウンドを行い、地域の安全を守る
スペシャリストとしてのやりがい
感染症を起こさないために平常時から実践することが重要です。院内の様々な部門の感染対策に関する課題を、現場スタッフと改善に向けて一緒に取り組み、それを継続できるよう日々努力して成果として現れた時にやりがいを感じます。

石田恵

感染管理認定看護師

院内のどの場所でもどんな診療科においても必要とされており、看護師だけでなく様々な職種のスタッフと連携でき幅広く活動できるためとてもやりがいがあります。また院内だけではなく周辺の施設や地域・保健所など活動の場が広く所属している施設以外のことを知ることができるのも魅力のひとつです。

高垣結香

感染管理認定看護師

目に見えない感染症や感染対策を数値し、病院全体での取り組みによる効果についてもデータとして可視化することにより、多職種と連携し感染対策を一体となって行っていく事にやりがいと楽しさを感じています。

槙憲一郎

感染管理認定看護師
2皮膚・排泄ケア
役割
- 皮膚を健全に保つ、創傷治癒を進めるためのケアの提供
- 人工肛門、人工膀胱などを持つ患者様のケアの提供
- 病気や手術、加齢によって発生する尿や便失禁の改善を促すケアの提供
スペシャリストとしてのやりがい
創傷の経過や変化を実際に見て実感できること、領域の様々なケアを通して患者さんの支援やお悩み解決に役立つことができれば、患者さんも私も、患者さんの近くで支援している看護師も喜びを共感できることにつながっていくことが認定になってよかったことです。

中本深雪

皮膚・排泄ケア認定看護師

人工肛門を造設される患者さんのケアを深めたいと思い、認定看護師になりました。大きな不安を抱える術前～術後～退院に向けた支援はもちろんのこと、退院後も看護外来でサポートを行い、患者さんの生活に寄り添った支援ができることが認定看護師のやりがいであると思っています。

半田雅

皮膚・排泄ケア認定看護師
3クリティカルケア
役割
- クリティカルな状況にある患者・家族の支援
- 重症患者看護における実践・指導・相談
スペシャリストとしてのやりがい
"重症患者さんの病状経過をチームで把握し必要時はベッドサイドに行き、病棟の看護師と一緒に治療やケアについての助言や緊急対応などを行っています。
病棟看護師から「きてくれてよかった」「とても心強いです」など声を掛けてもらったことが心に残っています。"

小片俊輔

クリティカルケア認定看護師

重症の患者さんに治療や栄養に必要なカテーテルを挿入したりケアを行って早く良くなるために支援しています。ケアを行った患者さんが元気になってお話しできたり、退院できるようになるのがとても嬉しいです。

森川玲子

クリティカルケア認定看護師

クリティカルケアというとICUをイメージされるかもしれませんが、重症な（重症化しそうな）患者さんは、一般病棟にもおられます。院内の患者さんに対し、状態は様々ですが、医師とも連携しながら重症化を予防するために介入し回復を支援できること、一緒に考え、ケアすることで、重症な患者さんをみるという、スタッフの不安の軽減につながることに、やりがいを感じています。

岸川志穂

クリティカルケア認定看護師

臨床推論と呼ばれる思考のプロセスを学び、より患者さんの状態を把握し、緊急度や優先度を意識した重症患者支援をしています。医師と連携し、人工呼吸器の設定変更を行うなど、タイムリーな介入で患者さんの回復に繋がることは、やりがいとなっています。

木田絵理

クリティカルケア認定看護師
4摂食・嚥下障害看護
役割
- 摂食嚥下障害の病態を理解し、摂食嚥下機能を評価し、訓練を実施する
- 誤嚥性肺炎、窒息、低栄養、脱水を予防し、摂食嚥下障害の増悪を防止する
スペシャリストとしてのやりがい
食べることは病状だけでなく嗜好や意欲など、その人の生活そのものの影響を受けることが多いです。患者さんとその家族や多職種と協力し、その人らしい生活が送れるよう支援し、回復される姿を見た時喜びを感じます。

石田智子

摂食・嚥下障害看護認定看護師
5救急看護
役割
- 突然の病気や怪我をした患者を対象に初期治療を行い、適切なケアを提供
- 院内トリアージの実践
- 各部署の相談に乗り急変予防
スペシャリストとしてのやりがい
救急外来に来院された患者に対して、病状の悪化の徴候を早期に発見し、医師、看護師、救急救命士の医療チーム一丸となって支援することで、早期に治療ができ、重篤化を回避することができ救命することができたときにやりがいを感じます。

西原和美

救急看護認定看護師
6心不全看護
役割
- 心不全患者さんとその家族に病気との向き合い方や日常生活の改善について一緒に考え、提案
- 患者さんが望まれた場所で長く生活できるように、多くの職種と協力して療養生活を支援
スペシャリストとしてのやりがい
再入院を繰り返して困っている患者さんと日常生活の問題を一緒に探し出して、新たな管理方法を提案した結果、再入院が無くなったときは「お役に立てた」という実感が得られて、次のモチベーションに繋がります。

小笹考史

心不全看護認定看護師

病気による症状があっても、家で過ごしたい患者さんと不安を抱える家族の気持ちに寄り添いながら、その願いを叶えられるよう一緒に考え、支えていくことで見られる患者さんや家族の笑顔が原動力になります。

藤本幸江

慢性心不全看護認定看護師
7がん薬物療法
役割
- 抗がん薬投与の管理を安全に行う
- がん患者さんが安心して治療が継続できるように副作用によるセルフケア支援
スペシャリストとしてのやりがい
抗がん薬の副作用症状の緩和や、患者さん自身で副作用に対してケアを行っていけるよう、医師や薬剤師とチームを組んで関わっています。患者さんががんになっても自分らしく生活できるよう支えることがやりがいです。

種ヶ嶋由起

がん薬物療法看護認定看護師

抗がん薬を行っている患者さんの副作用や不安な思いに対して傾聴するだけでなく、セルフケア継続がきるように取り組んでいます。仕事や生活をしながら抗がん薬の治療を行っている患者さんが少しでも安心して治療に臨めるように関わっていくことが私のやりがいに繋がっています。

佐藤ひとみ

がん化学療法看護認定看護師
8認知症看護
役割
- 認知症のアセスメントを行い、実践を通して役割モデルを示し、助言を行う
- せん妄の要因を考え、せん妄予防策を提案し、薬剤調整を医師とともに行う
スペシャリストとしてのやりがい
「もう帰らせてもらいます。」と険しい表情の患者様の対応に呼ばれることが多いのですが、お話をし、アセスメント、患者様の気持ちを代弁、ケアの助言を行います。その後スタッフとともに笑顔の患者さんを見ることができた時がスペシャリストになってよかったと思える瞬間です。

多田智子

認知症看護認定看護師
9緩和ケア・がん看護
役割

がんに限らず様々な疾患をもつ患者さんとご家族のQOL（生活の質）向上、苦痛の軽減

スペシャリストとしてのやりがい
がんサロンに参加された方より、｢久しぶりに笑いました。独りでいると笑うことを忘れていたけど、ここに来て一人じゃないんだと思えました。｣というお言葉をいただきました。一人でも多くの方が楽しいこと、つらいことを分かちあい、医療者と患者・家族と隔たりなくサポートをしています。

村井睦美

緩和ケア特定認定看護師

患者さんとご家族が、その時々の治療や療養先を納得して選択できるように支援しています。希望した環境で過ごせることや家族で過ごせたことなど喜んでもらえています。患者さんやご家族の笑顔に力をもらっています。

髙橋友紀

緩和ケア特定認定看護師
10手術看護
役割
- 周術期関連のシステム構築
- 周術期関連の実践・指導・相談
スペシャリストとしてのやりがい
皮膚障害や神経障害など二次的合併症が起こらないように、手術に関わるスタッフと協力しながら関りを持っています。手術侵襲以外の侵襲が起こらない、その患者さんにとって当たり前が達成出来た時に喜びを感じます。

橋度皓一

手術看護認定看護師