当院で働く先輩看護師へのインタビュー。当院を選んだ理由や職場の雰囲気から、やりがい、将来のキャリアビジョンなど、ここでしか聞けない当院看護師の熱い想いをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
※情報は取材時点の内容となります。
看護師(2年目) S・Wさん
当院を選んだ理由を教えて下さい。
看護学生の実習で今の病棟にお世話になった際に、多忙な中患者さんのことについて看護師または医師も含めて熱心に話し合いをしている様子や、自由に意見を発言できる雰囲気を感じました。この病院でなら自由にのびのびと看護をさせてもらえるのではないかと思い、就職を決めました。
うれしかったこと、やりがいを感じるときはどんなときですか?
日々の観察や何気ない会話から「いつもと様子が違うな」と違和感を覚え、医師に報告したことで重症化を予防でき早期治療につながったことです。
「治療、ケアの方向性は?現状をどうとらえているのかな?」など、段階的にコミュニケーションをとり、心情や考えを引き出して患者さんの意向を基に看護を展開することができたときにやりがいを感じます。
職場の雰囲気はいかがですか?
新人の頃から様々なことに挑戦させてもらいました。その分失敗する怖さや実際に失敗もたくさん経験してきましたが、その度に先輩が、改善策を一緒に振り返って下さるおかげで、委縮することなく伸び伸びと看護ができています。
看護師だけではなく、職員同士の仲が良く明るい雰囲気です。その中でも一番実感しているのは、先輩後輩や立場など関係なく、皆自分の考えを相手に伝えられる、自己主張ができる雰囲気だからこそ、患者さんの最善を考えた看護ができる病棟だと感じます。
新人看護師のとき、どのように勉強していましたか?
技術チェック表やeラーニングを活用したり、看護学校時代の友人と苦手分野を共有し一緒に勉強したりしていました。
将来の夢、目標を教えて下さい。
まだ明確な夢ややりたいことは決まっていませんが、多忙なことを言い訳にせず患者さんの異変に気付ける、本心を引き出し次に繋げることができる看護師でありたいと思い、日々勤務しています。
看護師(経験者採用) T・Nさん
当院を選んだ理由を教えて下さい。
急性期、慢性期病棟や美容クリニックを経験し、これからの働き方を考えたときに、やりがいを感じた急性期看護にもう一度携わりたいと思い転職しました。急性期から離れた期間があり不安に思っていましたが、経験採用者への教育制度が整っていることが当院を選んだ決め手です。
うれしかったこと、やりがいを感じるときはどんなときですか?
急性期の患者さんは、入院時は症状が強く、しんどい思いをされていますが、少しでも安心して過ごせるよう私たち看護師が介入したり、その経過を経て、徐々に回復され元気に退院される姿をみるととてもうれしく思います。急性期病棟は日々忙しくもありますが、患者さんに寄り添える時間もありやりがいを感じています。
職場の雰囲気はいかがですか?
入職当時は、新たな環境で不安でしたが、その不安はすぐになくなったぐらい先輩、後輩共に優しい方達ばかりです。仕事上の困ったことなど気軽に相談しやすく、仕事以外の事でも相談に乗ってもらっています。同年代が多いため心強く、職場の雰囲気はとてもよいので働きやすい環境だと思っています。
将来の夢、目標を教えて下さい。
急性期看護に携わり、疾患に応じて患者さんに寄り添える看護師でありたいと思っています。また、当院はキャリアアップできる教育体制が整っているので自分のライフステージに応じて働いていきたいと思っています。
看護師(経験者採用) T・Rさん
当院を選んだ理由を教えて下さい。
看護学校で「その人らしい生き方」を支える在宅看護に魅力を感じ、訪問看護師として地域医療に貢献したいと考えていました。実際に訪問看護師として働き、多くの学びや後悔がありました。再度、地域密着型の病院で経験を積むだけでなく、在宅の経験を活かした上で病棟看護師として出来る看護を行いたかったからです。
うれしかったこと、やりがいを感じるときはどんなときですか?
看護師として働く上でやりがいを感じる時は、患者や家族に「貴方に出会えて良かった」と言っていただいた時です。看護師は患者や家族の一番身近な存在だからこそ、その立場に立って一緒に向き合うことが出来ると思っています。自分に出来る最大限のケアを常に考えながら関わっています。
職場の雰囲気はいかがですか?
とてもスタッフ間の関係性が良い病棟だと思います。仲が良いですが、慣れ合う訳ではなく、各々が知識と経験を生かして意見を出し合い、日々チームでカンファレンスを行い、患者支援をより良い形にしようとしているのがとても伝わります。
将来の夢、目標を教えて下さい。
将来の夢は、もう一度訪問看護師として地域医療に携わることです。看護師として未熟でしたが、様々な利用者や家族と、看取りを含めた場面に立ち会いました。様々な人との出会いは自分を成長させてくれます。今は自分が実施したい看護を提供できるように日々仕事に臨んでいます。
特定行為看護師 O・Rさん
特定行為看護師(スペシャリスト)を目指した理由を聞かせて下さい。
2021年に呼吸器関連・動脈血液ガス分析関連、2022年に栄養に係るカテーテル関連の特定行為研修を修了しました。
日々患者さんと関わる中で「もっと早く治療や処置の介入ができていたら経過がよくなっていたかもしれないな」と思うことがあり、少しでも早く患者さんの苦痛を取り除けるようになるためにスペシャリストを目指そうと思いました。
当院を選んだきっかけを教えて下さい。
看護学校に入学した頃、姉が看護師になり救命病棟に配属されました。私も姉と同じように急性期の病院で働きたいと思っていました。通っていた看護学校に武田総合病院のパンフレットがあり、奨学金を受けられる事や京都にもすこし憧れており、自身の希望する条件にぴったりだったので選びました。
大切にしていることは?
「人がなにを求め、何を必要としているかを超えて自分のために決断できる」
私の好きな映画のセリフです。この映画を観て「相手がなにを必要としているか」を先回りして考え「そのために自分はこうしよう!」と行動に移せることが大切なんだなと思いました。看護をする上でも患者さんが何をして欲しいのか、どうすれば今よりもっとよくなるかを考え、日々の看護やケアに繋げられるよう心がけています。
印象に残っているエピソードを教えて下さい。
看護師2年目の時。患者さんと話をしていた際、心電図モニターアラームが鳴り致死的不整脈が出現しました。患者さんは普通に話していたので心電図モニターの接続が外れたのかなと思っていると、病室の奥からバタバタと2人の先輩看護師が除細動器と救急カートを持って走ってきました。その頃には心電図は元の波形に戻っていましたが私は「なぜ危ないことに気付かなかったんだろう」と悔しくてトイレで泣きました。
先輩看護師からは「患者さんも大丈夫だったしそんな落ち込まなくていいよ」と励ましてくれましたが、私は同じことを繰り返さないよう、もしまた同じことがあった時にはきちんと対応できるようにと勉強に励みました。
職場の雰囲気はいかがですか?
良い雰囲気だと思います。私自身はスペシャリストであり、病棟スタッフです。そのなかでも中堅層にあたるため、雰囲気を良くも悪くもできてしまう立場だと思っています。スタッフみんなが働きやすい環境や雰囲気になるよう努めています。
休日の過ごし方は?
身体を動かすのが好きなので休みの日は必ず朝からスポーツジムに行ってトレーニングをしています。トレーニングを始めてから思考が良い方に変わり色んな意味で自分に自信がつきました。
夫と休みが一緒の時はおいしいものを食べに出かけたり買い物をしたりアウトドアに過ごしています。1人の時は家事をしたり動画や国内外のドラマを観たりと夫との休みとは対象的でインドア派です。
将来の夢と目標を教えて下さい。
看護師10年目でスペシャリストにまでなれたので、看護の仕事を行う上では、夢をかなえることができました。目標は、私を見て少しでも特定行為看護師に興味を持ってもらえる人が増えたらいいなと思います。そんなスペシャリストになることが今の目標です。
看護学生に一言メッセージ
私はとても勉強が苦手でした。学校のテストはいつもギリギリでした。看護師になってからもスペシャリストになった今も苦手です。ですが、看護師になってからも学ぶことは続きます。こんな私でも看護師になることができてスペシャリストにもなれました。でも、私がスペシャリストになれたのは勉強を頑張ったからではありません。患者さんにどんなふうになって欲しいか、自分がどんな関わりをすればいいかを常に考えているからです。
どんな時も中心に患者さんが居ることで自然と学ぶべきことが見えてきます。勉強や実習はとても大変ですが身体に気を付けて頑張ってください。卒業後のみなさんと働けることを楽しみにしています。
訪問看護師 H・Kさん
看護師を目指した理由を聞かせて下さい。
看護師になる前は、特別養護老人ホームの介護士として勤務していました。施設で持病について不安を抱える利用者さんに対して、分かりやすく丁寧に説明している看護師の対応をみている内に、医療知識を身に着けたいと思った事が、看護師を目指すきっかけになりました。
当院を選んだ理由は?
認定看護師や特定行為看護師といった資格取得の支援や、院内の研修や教育がしっかりしている為、自分が何を目指すのか模索出来ると考えたからです。
大切にしていることは?
当院の理念でもある、人を思いやる気持ちを大切にしています。何をするにも人との関わりや、助け合いが必要になります。お互いが思いやる事で、助け合う事が出来るのではないかと思っています。
印象に残っているエピソードを教えて下さい。
糖尿病の利用者さんで、生活改善が難しい方でした。爪切りや保湿ケア等、利用者さんの望むケアを行っていく内に徐々に受け入れてもらえる様になりました。訪問看護は利用者さんの生活の場に入ってケアをするので気を遣う事も多い一方、生活や嗜好、信条に触れ易い環境下でケアをさせてもらえる喜びや楽しみも沢山あり、訪問看護の面白さの一つなのだと感じました。
職場の雰囲気はいかがですか?
毎朝、みんなでラジオ体操をしています。いつも明るく冗談の言い合える楽しい職場です。相談事があれば真剣に悩みを聞いて下さる先輩ばかりなので、相談や意見交換がし易いです。
将来の夢は?目標は?
今以上に専門知識を身に付け、地域で困っている利用者さんに対し、支援を行う事です。
看護学生に一言メッセージ
看護師には沢山の資格があり、選択肢も沢山あります。これから色々な事を経験し、方向性を考えるのも楽しみだと思います。是非、看護師人生を楽しんで下さい。