軽度アルツハイマー型認知症の新薬 レカネマブ(商品名:レケンビ®)について
医仁会武田総合病院で治療を行っております
軽度アルツハイマー型認知症治療薬 レカネマブ(商品名:レケンビ®)につきまして、当グループでは2024年2月14日より医仁会武田総合病院にて治療を開始しております。治療をご希望される方は以下の内容をご確認いただき、医仁会武田総合病院の窓口にご相談ください
軽度アルツハイマー病治療薬「レケンビ注」について
■ はじめに知っておいていただきたいこと
この薬の投与対象となる患者さんは、早期のアルツハイマー型認知症、または、その前の段階にあたる軽度認知障害の患者さんです。
認知症の進行を遅らせるお薬です。認知症を改善したり、進行を完全に止める薬ではないことをご理解ください。
いくつかの検査を受けていただいてから投与の対象に該当するかを判断します。全ての患者さんに投与できる薬ではないことをご理解ください。
受診時には、毎回、家族・介護者などの患者さんの日々の様子を知る人が必ず同行してください。
治療費用は、高額療養費制度をご利用いただくと、月ごとの窓口でのお支払いが自己負担限度額までとなります。詳しくは受付窓口でご確認ください。
投与の可否を判断するために初回診察から1カ月以内に6回ほどの来院をしていただきます。
薬の投与が始まったら2週間に1度の通院が必要です。症状により来院回数は変わる場合があります。
投与期間は最大18カ月です。副作用等により中止となる場合があります。
おくすり手帳を必ず持参してください。
万全のチーム体制
医仁会武田総合病院では、レケンビの投与に関して患者さんに安心して治療を受けていただけるよう万全のチーム体制で対応しています。
レケンビでの治療をご希望の場合は当院ホームページ上の「はじめに知っておいていただきたいこと」または受付でお渡しする説明文をご確認いただいてから受診していただきます。
他の医療機関の先生からの紹介の場合は患者サポートセンターのスタッフが丁寧に対応いたします。
初診時には担当医師による問診、診察、認知機能評価を行います。投与が始まるまでは画像診断などの検査結果を細かくチェックして投与対象となるかどうか慎重に判断していきます。
投与が始まったら定期的にMRIなどの検査を行いながら経過を見ていきます。
高性能のMRI機器による画像検査を行い、脳の状態を確認します。
レケンビ投与の可否を判断するために認知機能に関する検査を受けていただきます。専任の言語聴覚士及び臨床心理士が検査を担当いたします。
来院された際には外来スタッフが次回受診の事や注意事項などを説明させていただきます。
脳内のアミロイドβ蛋白が脳内に溜まっているかどうかを調べる検査を行います。当院では身体への負担が比較的低いPET検査を推奨しております。
患者さんのご希望により髄液検査を行うこともできます。
レケンビの副作用の発現に関係するとされるAPOE遺伝子の検査を行うことができます。この検査は患者さんのご希望により行います。
レケンビの点滴注射薬は薬剤師が無菌室で安全な状態で調製した後、患者さんに投与されます。
看護師が安全に配慮しながらレケンビの投与を受けていただきます。点滴後は副作用の有無の観察をさせていただきます。
看護師が安全に配慮しながらレケンビの投与を受けていただきます。点滴後は副作用の有無の観察をさせていただきます。
認知症看護特定認定看護師が患者さんの日常生活における相談を受けます。
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医仁会武田総合病院 患者サポートセンター
TEL:075-572-6530(フリーダイヤル)