令和4年1月27日付で医仁会武田総合病院は京都府知事から「地域医療支援病院」の承認を受けました。
1976年(昭和51年)の開院以来約半世紀にわたり、地域の医療機関等と積極的に連携していることや救急患者を多く受け入れしていることが評価され、承認につながりました。
これも地域の医療機関の皆様のおかげです。あらためてお礼申し上げます。
かつては、一つの医療機関で治療を完結させる「病院完結型医療」が中心でしたが、患者の高齢化に伴い、治療だけでなく予防、介護又は在宅医療等も重要になってきた事や医療技術が高度・細分化された事により、一つの病院だけでなく、地域の医療機関がそれぞれ専門とする分野を担当し、地域全体で治し、支える「地域完結型医療」に移行してきています。
そこで、当院も「地域完結型医療」の中心的役割を担う地域医療支援病院として地域の医療機関等と協力し、地域医療を守っていくことを使命としてまいりました。
今後も引き続き、日常診療を担う地域のかかりつけ医・かかりつけ歯科医の先生方と、手術や専門的な検査、救急医療を担う当院とで連携を深め、診療機能を分け合うことで、地域に住む患者さんが、この地域で最高の医療を受けられるように努力致します。
具体的には以下の取り組みを行ってまいります。
- 紹介患者さんの安心と利便性を図るよう努力します。症状の安定後はかかりつけ医への紹介を推進いたします。
- 当院の特色であるがん治療、卒中を軸とした高度医療、救急医療のさらなる研鑽に努めます。
- 地域の医療従事者の資質向上のため、各種の研修会を開催します。
- 在宅医療の支援(ケアマネージャー向けの在宅医療についての研修会、提供者間の連携の支援、在宅医療に関する情報の提供)を行います。
連携を深める一助となりましたら幸いでございます。
地域医療支援病院としての武田総合病院をなにとぞよろしくお願い申し上げます。