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臨床研修部長 神田先生へインタビュー

本日は当院臨床研修部長、兼臨床研修プログラム責任者である神田先生に、当院での研修についてインタビューに伺いました。


——神田先生、本日は、医仁会武田総合病院での研修について、インタビューさせていただきたいと思います。医仁会武田総合病院はどのような特徴のある病院なのでしょうか。

そうですね。当院は、救急搬入件数が年間4000件以上で夜間も内科、外科、循環器内科、小児科、産婦人科、脳外科と6科当直体勢をしいています。また、各専門科も非常に質の高い診療を行なっており、地域の中核的医療サービスを担っていることが特徴です。

——なるほど。それでは、医仁会武田総合病院に研修にこられている研修医の先生方は、どのような方が多く集まっているのですか。

今述べましたとおり、当院では救急をしっかり学び、そして将来志望する専門科についても初期研修の時からしっかりと学ぶことができます。また、研修医の皆さんは多くの科では18時-19時半には病棟業務が片付いて仕事を離れることができますので、忙しすぎない充実した研修医生活を送れると思います。

研修について、しっかりと学びたい、また、自分の時間もしっかりもちたいというような研修医にはぴったりの研修病院だと思いますし、そのような先生が多く集まっていると思いますね。

——それは、うらやましいですね。医仁会武田総合病院での救急の実習では実際にかなりの経験がつめるようですが、具体的にどのような感じですか。

救急は非常に充実しています。地域の中核病院として救急車をほとんど断ることなく受け入れていますので、非常に豊富な症例を経験することが出来ます。

1年目は全科当直をして全ての救急車について指導医と共に診療に当たることが出来ますし、2年目は内科系救急の診療にあたるとともにウォークインで来院される内科時間外患者さんの外来も担当しますので、指導医にはいつでもアドバイスを求められる環境で問診、診察、検査、診断、治療を実践することもできます。

2年目の研修が終わる頃には、内科系当直医としてもひとり立ちができるほど立派に育っていらっしゃいますよ。

——研修医の先生は、病棟でもしっかり経験をつむことが出来ているのでしょうか。

入院患者さんについてもかなりの数の症例を経験していると思いますよ。例えば総合診療科では、研修医1人で10人から20人を常時受け持っていますし、研修医の先生に治療方針を自分で考えてもらって、指導医に相談と確認をしながら診療に全面的に携わってもらっています。

1年目の春はまだ慣れないことが多くて戸惑っていますが、一緒にローテートしている2年目の先生に仕事の仕方を習いながら1年目の夏頃からどんどん実力をつけてきて、2年目で総合診療科を回ってくる頃には、指導医と対等な立場で意見をぶつけ合えるほど成長されています。

——総合診療科では、研修医の先生に大変活躍してもらっているのですね。

そうですね。総合診療科だけでなく、2年目になる頃には各科のスペシャリストの先生に高いレベルの指導を受けて、ほぼ全ての研修医がジェネラリストとしての力を身につけると共に、全身管理がしっかりできるようになっていると思います。

——それはとても大事なことですね。余暇の部分では、研修医の先生はどのようにされているのでしょうか。

当院の研修医は、とても仲がいいのが特徴だと思います。日々、和気あいあいと仲よくしているだけでなく、祇園などの繁華街まで地下鉄で20分の距離に病院がありますから、週末も友人などと飲みに出かけていたり、みんなでお誕生日会をしたり、紅葉狩りに行ったり、クリスマス会をしたり、山に登ったりといろんなイベントも楽しんでいるようです。

研修医室の医局のパソコンに、写真を集めているようなので、是非一度ご覧になってください。

——ありがとうございます。ところで、どのようなところから集まっている研修医の先生が多いのでしょうか。

当院では、青森から九州まで、本当に幅広く研修医の先生が集まっておられます。関西から地方大学に出てまた関西に戻ってこられる方も大勢おられますし、まったく関西に縁は無いのに京都の研修病院として当院を選んでくれる先生もいます。

——普通、研修病院というと大学の派閥などが気になるのですが、そのようなものはないのでしょうか。

当院は大学の関連病院ではありません。科によっては特定の大学とつながりが深いこともありますが、派閥が気になるようなことは一切ありません。出身大学を気にせずに働くことができるのも、当院での研修の魅力だと思います。

——なるほど。地元から離れて大学生活を送り、また地元に戻ってきたいと考えている方や、京都に住んでみたいと思っている方にとって、まさに理想的な研修病院ということですね。では、気になる受験について伺いたいのですが、ずばり、先生の考える理想的な研修医とは、どのような研修医でしょうか。

そうですね。一重に理想的といっても、いろいろな研修医の先生がいらっしゃいますから、例えば、どんな研修を受けたい、どんなことができるようになりたいというような目的意識のしっかりした研修医は高く評価していますね。また、勉強はそこそこであっても、クラブ活動などには打ち込んできたような気概のある研修医も評価が高いです。

——学生さんの中には、6年の夏までクラブ活動を頑張って、どこの研修病院にも見学していないとか、見学はしたけど何の準備も出来ていないという方もいるかと思いますが、どうしたらいいんでしょうか。

当院で研修を始める頃には国試には何とか合格したものの勉強は苦手だった研修医も、しっかりした指導陣と豊富な症例経験のおかげで研修を終える頃には一人前の医師に育つところが当院の研修の特徴です。何も勉強していなくて自信がなくても、また、豊富な臨床経験の中で自身を更に高めたい方にも当院での研修はお勧めできます。

受験については学科試験は課していませんので、特に何も準備をされずに面接に来られたらいいですよ。また、受験日も8月の毎週土曜日に実施しますので、部活や他の受験病院と重ならない都合の良い日に是非面接に応募してください。

——受験日が1日しかない病院もある中、受験日が複数あるというのは大変ありがたいですね。どうしても他に狙いたい病院がある場合、第一志望で武田病院を選択しないことを理由に面接などで落とされたりしませんか。

第1志望にあげていただくだけの価値がある病院と思っていますが、第2志望、第3志望であげていただいても全くかまいません。また、それによって合否やマッチング順位に差をつけるようなことは致しません。

より人気のある難関病院にチャレンジするようなやる気のある学生は結果的に第2志望以降で当院にマッチしたとしても実りのある研修を受けられると思いますので大歓迎です。過去にもそういった研修医は大勢いて、皆、当院を立派に巣立っていきました。病院見学も常時実施しておりますので、是非とも一度見学に来られてください。

——なるほど。先生にいろいろと質問をさせていただいて、医仁会武田総合病院での研修がどのようなものなのか大変よく分かりました。本日はどうもありがとうございました。

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