Q.上の先生へのコンサルトはしやすいですか?
A.コンサルトしやすい先生は多いと思います。また指導医でも研究日や夜間でも電話に出ていただける先生が多いので助かります。難しい患者を持っていると、他科の患者さんでも気にして声をかけてもらえることもありますね。特にICUに患者さんがいると、全然関係ない先生からもいろいろと声を掛けてもらえることがあります。面倒見のいい先生がいて、大変助かっています。
Q.給料はどうですか?
A.寮費・水道光熱費を全部引かれた後の手取りで1年目で31~32万、2年目で33~34万円程度ですね。それ以外に生活に関する出費は食費3-4万(飲み代別)・通信費2万円くらいです。かなり給料はいい方です。
Q.休みはどのくらいもらえますか?
A.科によって違いますが、必修診療科では救急・麻酔科・産婦人科(出産時を除いて)ほぼ完全に週休2日です。他の必修診療科は土曜日や日祝日は午前だけ患者さんの様子を見に来て午後は原則帰ってきます。そういうときに限って院内QQQで呼ばれて対応することもありますが(笑)。
夏休みは1年目が1日、2年目が3日ですが、祝日と日曜日に連続してとることができるので3-5日ほどです。後は年に有給が10日ですね。これは2年目の後期研修病院見学で使ったり、残りはまとめて研修終了時にとることがおおいです。後は、レジナビ参加や災害実習などで代休がもらえるので、意外と代休は多くもらえます。
Q.当直はどのくらいの頻度でありますか?忙しいですか?
A.平均すると週1-2回、月5~6回ほどです(試算で月平均5.3回)。救急車は一晩で平均6-7台、少ないと2-3台、多いと10台以上ということもあります。2年目になると救急車は内科だけになりますが、ウォークインの内科外来患者が10名前後です。睡眠時間は1年目は3-6時間です。2年目は夏場で4-5時間、冬はウォークイン患者数が増えるので2-3時間程度です。
Q.当直の次の日は休めますか?
A.仕事は外科系を除いて、午前中だけで帰れます。外科系は緊急手術がなければ、手術が終わり次第帰ることができます。すぐに帰る人もいるし、残って研修医室で勉強する人もいます。
Q.学会補助や勉強会の補助はどのくらい出ますか?
A.学会補助は年2回まで、交通費が最大で東京までの実費、宿泊費が出ます。それに加えて症例発表で年2回まで1回5万円の補助費ももらえます。京都病院学会(年2回)と京都医学会の参加費や補助費はこれとは別に請求できます。
Q.院外の活動(飲み会や旅行)はありますか?
A.医局の公的な飲み会は研修医歓迎会と送別会、夏の同窓会、年末の忘年会程度ですね。また、若手医師の会があってその先生方との公式の飲み会が年に2-3回程度あります。個人的には結構行っている人いるとおもいます。病院行事としての旅行はありません。
Q.寮はどうですか?
A.男子寮は宇治にあり、平成21年頃の新築で非常に綺麗です。女子寮は病院に隣接して立っていますので外見はちょっときたないですが、中身は改装してとてもきれいです。
Q.看護師さんはやさしいですか?
A.それはもう人によりけりですね(笑)。救急の看護師さんとかは日中ずっと一緒にいるので仲良くなることが多いですね。
Q.研修医室の雰囲気はどうですか?
A.仲いいですよ。誰かが誕生日のときはお誕生日会を兼ねての飲み会をよくやっています。またスカッシュやバレーボールなどのスポーツも時々一緒にしています。愛宕山千日参りも一緒に行きましたよ。
Q.教材は充実していますか?
A.本は研修医室や救急室にいろいろ揃えてもらっています。「挿管シミュレーター“DAMシミューレーター”、CV穿刺シミュレーターⅡ、腰椎・硬膜外穿刺穿刺シミュレーター“ルンバールくんⅡ”」を使って、定期的に実技指導を行ってもらっています。また、リアルタイム超音波ガイド下静脈カテーテル挿入のための血管用エコー装置も2台配備されました。DVDや教科書なども必要なものは買ってもらっています。
Q.医局の雰囲気はどうですか?
A.仲いいですよ。旅行も研修医同士で行っている人がいます。海外旅行とかもしていますね。
Q.Dutyのカンファレンスや勉強会はどれほどの頻度ですか?
A.週1回のモーニングカンファレンスや救急症例検討会、各科での週1、2回のカンファレンス、月1回の院内(院外)カンファレンスや所属長・医局会議などがデューティですね。
Q.出身大学はどこが多いですか?
A.関西出身者が半分程度で一番多いですが、東は北海道から西は長崎大学まで全国から集まっています。どこの出身でもほとんど関係がないのですよ。
Q.医局の関連はどうなっていますか?
A.科によって違いますが、京大、京府医、大阪医大、滋賀医大がメインだと思います。医局に所属していない人もたくさんいらっしゃいますので、ほとんど関係無いです。
Q.後期に残る人はいますか?
A.毎年、一人か二人は残っています。今年は4人残ります。残るかどうかは自由なので、大学の医局に入ったり他の病院に就職したりいろいろですね。
Q.一番の売りはなんですか?他の病院との研修における違いや力を入れているところはどうですか?
A.症例経験や手技の経験とかはかなり多いですね。他にも指導医や若手の先生との距離が近く相談しやすいところです。研修環境としてアットホームな雰囲気がいいと思います。また研修医室が広くてきれいです。
Q.武田病院が欲している研修医はどういう研修医ですか?
A.飲み会ののりがいい人がいいですね(笑)。
Q.他の病院の研修医とのつながりや勉強会などはありますか?またどのくらい充実していますか?
A.武田グループの康生会武田病院の先生は研修で当院に来るので交流は深いです。また、京都医療センターの研修医と年2回、伏見医師会総合診療臨床カンファレンスという症例検討会を行っています。
Q.体力がないと働きにくいか?
A.そんなことないですよ。当直明けも言えば昼で帰れます。夕食はみんなで一緒に食べれる程度の余裕もあります。科によりますが、総合診療科や外科といった一番忙しい科でも死ぬほど忙しいというわけではないです。女医さんでも大丈夫です。
Q.手技がたくさん経験出来ると聞いたが具体的にどんなことが出来ますか?
A.人にもよりますが、IVH確保や年間10-20件くらいですね。最近はPICCも増えています。挿管とかA-line挿入とかは麻酔科や救急でかなり数をこなします。腰椎穿刺は希望したらいくらでもできます。CPAは院内QQで呼ばれることがあるので、月に1~3回程度、当直中にCPA搬送されてくることも年間5~10件くらいはあたります。
手術は必修診療科で外科を4週間回っている間に60-80件、婦人科は4週間で20-30例、整形外科は1週間で15例くらいです。