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2年目研修医 三浦先生へインタビュー

今回は、この平成27年3月までで初期臨床研修を終了予定の三浦先生にインタビューしたいと思います。


——三浦先生、2年間大変お疲れ様でした。いまさらと言ってはなんですが(笑)、この病院を志望した理由は何ですか。

市中病院で症例の数も多く、救急車が沢山集まるところが魅力でした。また、研修医の先生が結構自主的に診療をしている様子を見学の際に見ていたのでいい病院だなと思いました。

——ありがとうございます。当院は偏りがなく様々なプライマリー疾患や重症疾患があつまり、幅広くそして深く研修ができるところが魅力的ですし、何より研修医の先生方が自主的に頑張っている姿が魅力的ですよね。見学は何回来られたのですか。

見学には泌尿器科と総合診療科に1回ずつ来ました。泌尿器科では、後腹膜鏡下で15cm大の腎摘をしていたのを見て、先進的な医療をしていることに驚きました。総合診療科は、小野先生(現神経内科専攻医)がちょうど3年目にいらっしゃるときでしたが、いろいろと教えてもらえたことが印象的でした。

——当院の泌尿器科は腹腔鏡下にかなり大きな腫瘍摘出もされており、また学会活動も盛んにされておられますよね。総合診療科も、プライマリーケアと重症患者も含めた全身管理ができる研修医の育成を目指して熱心に教育していますよね。
実際の研修はどうしたか.

僕は学生時代から外科系に進む事を決めていたので、外科的な手技や手術に入る機会もかなり多かったと思います。今年1年間で外科系ローテーション中に全身網羅的に100例以上の手術に入る事が出来ました。かなり数の手術を見学する事ができ、非常に勉強になりました。

——研修2年目だけでそれほどの手術を見学できたのは驚きですね。内科系の研修はどうでしたか。

消化器内科などの専門科では指導医の先生一人一人とディスカッションをしながら治療方針を決める事が出来ました。総合診療科では、もてるだけ症例を持たせてもらうことができました(笑)。夏場で多かった事もありますが、平均20例前後、最大30例弱の症例を受け持っていました。なかでも褐色細胞腫破裂による副腎クリーゼの症例など珍しい症例も受け持つ事が出来ました。

他にもリンパ球性下垂体炎や感染性心内膜炎の症例も総合診療科で経験させてもらいました。副腎クリーゼの症例は、泌尿器科学会の地方会と内科学会の地方会で症例発表をし、また、近いうちに泌尿器科紀要に論文投稿をするために指導いただいております。

——夏場の総診は熱中症や感染症などですごいですからね(笑)。それに褐色細胞腫の症例では総診で副腎クリーゼのICU管理にも携わっていただき大変お世話になりました。あの症例も先生が泌尿器科で術前管理をし、麻酔科で術中管理をするという形で先生は入院から手術まで治療にかかわっていただきましたね。最後は腹腔鏡下で破裂後巨大褐色細胞腫を摘出するという大手術でしたが、当院の優れたチーム医療のおかげで無事に退院されることができました。先生にとってもきっと素晴らしいご経験になったことだと思います。
先生は学会発表や論文投稿も積極的ですし、各科の先生方にしっかりと指導を頂いていることが実績につながっているのだと思います。

資格などは取りましたか。

院内BLS、ICLS、BDLS(災害系)、FCCS(fundamental clinical care support)、JATECなどをとる事が出来ました。

——資格もしっかり取られましたねー。週末や余暇はどうでしたか。

週末も休むときは休む、働くときは働くなどメリハリをつけてすごす事が出来ました。科の代わり目などには、大学の部活の大会の応援に行ったりなどのイベントに参加したりしていました。同期で富士山にも登りました。

——そうそう。富士山に登っていらっしゃったのには驚きました。何年か前の研修医の先生方も登られていたのを思い出しました。先生の学年は結婚された先生も多かったですね。

4組が結婚したので半分以上が結婚しましたね。研修中にも忙しすぎて彼女に愛想をつかされる事はなかったのでなんとか結婚できました(笑)。

——それはひとえに先生の魅力のなせる業かと思います(笑)。今後の進路はどの様に考えていますか。

兵庫県がんセンターの後期レジデントとして就職を予定しています。

——本当におめでとうございます。当院は症例数も多く、救急や各科の教育体制が充実しており、研修医がやる気を出せば出すほど指導医がしっかりとそれに応えてくれて素晴らしい研修ができるということを先生のお話を聞いて感じることができました。
これからも、立派な医師を目指して頑張ってください。本日はありがとうございました。

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