加藤 仁司
- 顧問
胆石症を専門とした外来です
胆嚢や胆管に石(胆石)ができる胆石症を治療する専門の外来です。痛みや発熱などの症状を伴うことも多く、早めの治療(手術)が必要なケースがあります。
胆嚢は肝臓でつくられた胆汁のうちの一部をたくわえておく“ふくろ” ですが、胆石の手術のときは胆嚢を切り取ります。
そのわけは…
1.胆嚢をそのままにしておくと胆石がまたできることが多い |
5年で50%という報告もあります。 |
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2.胆嚢は切り取っても体にはほとんど影響がありません |
動物の種類をみても、ハムスター、牛には胆嚢がありますが、ネズミや馬には胆嚢がありません。 |
3.胆石だけを取り出しても機能しないことがある |
胆石だけを取り出しても胆嚢の壁が腫れていたりして、胆嚢がもとどおり働かないことがあります。 |
医仁会武田総合病院では、平成2年より腹腔鏡下胆嚢摘出手術を開始しています。
現在までに約7,000人の患者さんに治療を行い、全員、元気にご退院いただいています。
これまで寄せられた多くの質問のなかから、とくによくお尋ねいただく内容をピックアップし、Q&A方式でご説明させていただきます。
短い方は日帰り(1日)です。
短い方は日帰り。それ以外の方も1泊2日、あるいは2泊3日です。
小さい子供さんがいる方、仕事が忙しい方は日帰りで大丈夫でOKです。
病院から近い方、ご家族の手助けがある方。
病院から車で1時間以内の方。帰宅してもご家族の多少の手助けが得られる方。手術当日の夕刻に食事が可能で、痛みが我慢できる…などです。
軽い仕事は3~4日後。
軽い仕事は手術後、3~4日目から可能です。きつい仕事は10~14日後からはじめてください。
全身麻酔です。
手術は全身麻酔です。局所麻酔も術後の痛みを減らす目的で併用しています。
3割負担で14万円前後です。
入院日数にもよりますが、3割負担で14万円前後です。
自己負担額を減額する高額療養費制度もありますので、詳しくは、入退院窓口にお尋ねください。
通常は1回です。
退院して約1週間後に外来で受診いただきます。通院は通常この1回のみです。
翌日から入浴できます。
手術の翌日から入浴が可能です。手術部分(傷)は湯舟に浸けても大丈夫ですが、タオルでこすらないように注意してください。
日ごとに良くなります。
ヘソの右側の傷が、身体を動かしたとき、咳をしたとき、笑ったときに痛みますが、“日にち薬”で軽くなります(時間が解決します)。この痛みは腹筋を縫ったために起こるものです。
制限はありません。
胆嚢を摘出しても食事に制限はありません。栄養バランスを考え、腹八分目で食事をお楽しみください。
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