リハビリセンター
診療方針
リハビリセンターは個別的かつ具体的なリハビリテーション目標を立て、可能な限り早期に自己管理能力を獲得し、個々の環境に適合して頂けることを目的とし各種療法を実施します。また、ご自身で今後を考え、理解し、選択していただけるように情報を提供させていただきます。
目的
患者さんが「おひとりでできることを一つでも増やせるよう、かつそれが日常生活の中で活かせる様に」を目標とし、諸機能の回復・維持、残存能力を活かした患者さん主体の生活を目指しています。
特徴
当センターは一般内科系疾患から脳血管・運動器・呼吸器・循環器・がん疾患に至るまで、多様な患者さんに対応しています。全身状態に配慮しながら、今何を提供すべきか、何が提供できるかを考え、日々実践しています。
一日でも早く入院前の状態に近づけるよう、急性期から回復期まで一貫したリハビリテーションを提供しております。
施設基準
リハビリテーション科 |
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診療科別依頼件数(2023年度)
入院部門
脳神経外科 | 558件 |
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整形外科 | 443件 |
循環器内科 | 256件 |
内科 | 255件 |
外科 | 245件 |
脳神経内科 | 210件 |
呼吸器内科 | 80件 |
呼吸器外科 | 66件 |
消化器内科 | 55件 |
心臓血管外科 | 47件 |
リハビリテーション科 | 32件 |
泌尿器科 | 27件 |
救急科 | 25件 |
血液内科 | 13件 |
腎透析科 | 12件 |
皮膚科 | 10件 |
糖尿病科 | 9件 |
耳鼻咽喉科 | 7件 |
膠原病・リウマチ科 | 2件 |
乳腺外来 | 1件 |
透析室 | 1件 |
外来部門
整形外科 | 135件 |
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循環器内科 | 57件 |
脳神経外科 | 13件 |
呼吸器内科 | 3件 |
心臓血管外科 | 3件 |
脳神経内科 | 2件 |
糖尿病科 | 1件 |
形成外科 | 1件 |
スタッフ紹介
理学療法士(32名) |
評価・観察を行い、関節運動や筋力増強トレーニング、歩行などの基礎的な動作練習から患者さんが考える生活活動を実施していくための練習を行います。 当院では回復期リハビリテーション病棟も運営しており、急性期から回復期まで各期に合わせた切れ目のないリハビリを実施しております。退院に向けたご家族への介助指導、退院先への訪問評価などを実施し、退院後も安心して、その方らしい生活が送れるように多職種と連携し進めさせていただいています。 |
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作業療法士(13名) | 作業療法は主に手を使った日常生活に関わる細かな動作の機能回復をサポートします。その中で自分らしい日常生活を送るために残った機能や代償動作を活用し、生活動作や応用動作の獲得に向けて支援指ささせていただきます。仕事や趣味、遊びなど患者さんお思いを考慮しながら作業活動を通して機能回復に加え患者さんが社会に適応していくためのサポートを行います。 |
言語聴覚士(5名) | 主に脳血管疾患や肺炎などにより、嚥下障害をはじめ失語症、呂律困難(構音障害)、注意集中力や記憶など高次脳機能障害を患った方々に対してリハビリを行っています。加えて、耳鼻咽喉科と連携し内視鏡による嚥下機能評価や、外来での認知機能検査も行っています。 |
健康運動指導士(4名) | 心臓リハビリテーションの専門資格をもつ指導士が、日常生活に即した実践的な運動指導を提供しています。心臓リハビリテーションは、個々の体力や心機能に応じた運動量を設定し、リスク管理を徹底することで、安全かつ効果的な運動や活動が行えます。これにより、再発予防や健康寿命の延伸をサポートします。 |
看護師(1名) | 心臓リハビリに関わるスタッフと協働し、リハビリ中の血圧・心拍数の変動、自覚症状の確認、心電図モニターの監視などを行っています。心臓リハビリは、退院後の生活や活動に直結するため、患者一人ひとりの生活環境を考慮し、再発予防のための日常生活の注意点を丁寧に指導しています。患者に寄り添いながら、安心してリハビリに取り組めるようサポートしています。 |
公認心理師・臨床心理士(1名) | 公認心理師・臨床心理士は、感情の動きや行動のパターン、物事の捉え方についての知識を活かしてお話を伺う「こころ」の専門家です。外来通院中、入院中の患者さんの心理面のサポートを行っています。主に、糖尿病センター、循環器内科、内科、小児科、緩和チームと連携しています。 |
京都市域リハビリテーション協力事業
当センターでは、医療法42条施設の運営や心臓リハビリテーション、糖尿病や肥満の運動療法を行っています。
ご自身の運動耐容能や心肺機能を評価できる心肺運動負荷試験を受けることもできます。
地域リハビリテーションの相談窓口
当院では、京都市域リハビリテーション協力病院支援事業から委託を受け、リハビリテーションに関する相談窓口を設けております。
ご相談いただける方
地域包括支援センターや福祉施設の職員、居宅介護支援専門員の方々からのご相談をお受けしております。
なお、患者さんやご家族からの直接のご相談はお受けできませんのでご了承ください。
お問い合わせ先
疾病予防センター
当センターでは、医療法42条施設の運営や心臓リハビリテーション、糖尿病や肥満の運動療法を行っています。
ご自身の運動耐容能や心肺機能を評価できる心肺運動負荷試験を受けることもできます。
スタッフ
健康運動指導士 4名/理学療法士 1名/看護師 /1名/公認心理師・臨床心理士 1名
医療法42条施設とは(集団運動療法施設)
医療法人の付帯事業として、医療の監視下において運動療法を行える施設のことを言います。疾病予防のために有酸素運動や筋力運動などを行うことが可能です。
また、当施設では、医療保険での心大血管疾患リハビリテーション終了後の疾患管理や、糖尿病・高血圧など生活習慣病予防のための総合的な指導を行っています。
「運動はくすり」と言われているようにご自身で健康管理ができるよう、個々に応じた安全で効果的な運動指導に取り組んでいます。運動の仕方が分からない方や運動する場所がない方、ぜひ、疾病予防センターへお問い合わせください。
「こころ」の専門家による心理サポート
公認心理師・臨床心理士は、感情の動きや行動のパターン、物事の捉え方についての知識を活かしてお話を伺う「こころ」の専門家です。外来通院中、入院中の患者さんの心理面のサポートを行っています。主に、糖尿病センター、循環器内科、心臓血管外科、内科、小児科、緩和チームと連携しています。
ご連絡先
疾病予防センター
TEL:075-572-6365(直通)